RIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ウォーリアー(2011年製作の映画)

3.9

力でもって強さでもって壊れたものを建て直すのって理屈がなくて好き
ナイアガラの滝の涙が出た

凄い🔥で勢いあっても クールダウンする時は氷点下まで下がっていきます

―― 痛みと傷がもたらすもの

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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

3.6

ジグザグに走ったらスピード落ちるのかなとか
真横に車を走らせて救わなくちゃなんとかかんとか考えながら観てる傍から家族が信じられないバカなことをするから笑えた
警察の笑えないのだけはちらっと腹立つけど
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ライド、ライズ、ロウアー(2010年製作の映画)

3.6

David Byrne ¨*•.・* Ride, Rise, Roar

ラストまで素晴らしい疾走感
音域の伸びが凄いです

またまたバックコーラスのそれは必要なのかというステップが微妙なダンス も
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裸足になって(2022年製作の映画)

4.0

ずっと海の中にいる気分だった

転げ落ちたフーリア
バレエダンサーとしての道は塞がれて声までも失う

彼女を絡めとる重さを引き摺りながら海辺に辿り着く
アルジェリアの波に浚われる白い裾が過去を洗い流し
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ロックンロールミシン(2002年製作の映画)

3.8

たそがれ賢司が寄り道をした
此から何処に行くのか決まるまで誰も聞かないでお帰りと言ってくれた

50円のお釣りが欲しかった話 凄い分かる

朝帰りの坂道はぶれぶれだけど
確かなのは飛ぶ為の2枚の翼を持
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.8

次に負けたら死ぬしかない
誰か勝てない自分を無きものにしてくれ
と叫んでた

夢なき者に失敗はなし
失敗するほど志が堅くなる

将棋盤に袋から出した駒を並べる
筆字の縦書きに雰囲気出てるのに勝負になる
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.7

ある晴れた朝 全てが始まる

突如 我が身を襲う 不安で覆い尽くすような変化
扉を開けたくても鍵が取っ手が見つからない
扉の向こうで開け方を囁いている

本に挟まれた栞が残す面影
この失いかけた世
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.5

自由が持つ意味は破壊では訪れない

長回しの経過のなかに少しだけ表情の変化があったという余裕が今回はあった
初めてだとあの大量に押し寄せてくる監督からの言葉を受けとめたいと必死に食らいついてたので分か
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.8

ウェルカムシアターの人形が次々と燃えていくのが不穏で結構好きです

魅惑的な禁断の実 手を出すかどうか
全然甘くない公正な結末が待っている

視界に入ると2つは買っちゃうセブンイレブンのバナナチップチ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

あの夏の日を境に会えなくなった
そう感じる

2人だけの夏の日が経過するごとに徐々に時と場所が移動しながら放射状を描く
ソフィが父親を何度も繰り返し思い出して広がる心の有り様があの夏の日の後に何があっ
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シモーヌ(2002年製作の映画)

3.7

この世はみんなマヤカシ そもそも本物とは
だから自分のついた嘘なんて大したことない

彗星のようなシモーヌの人気に手に負えなくなったヴィクターは魔法の壺に戻さなくてはと必死だけど大きな波に逆らえない
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.8

モモアがゴリマッチョで怖かったけど思い切って観始めてバーで危ないお兄さんたちに囲まれてモモアのスマホショットで安心できた

ウィリアム・デフォーの弥生時代みたいな髪型とあまりにも唐突に大胆な姿で陸へと
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そんなの気にしない(2021年製作の映画)

3.5

そこでそんなの気にしないって言うかなw
人間嫌いなのかと思いきやさみしがり屋だった 作り笑いが続かないのも寝落ちする顔も笑えてくる

化粧が凄まじくテキトーな彼女とのフライト密着時間だけのカメラワーク
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

5.0

籠められた祈りの炎の形
静かなもの 激しくも燃え上がる

頻繁に天高くから雷鳴が轟く
その響きを聞く度に神様のような高い存在を感じた
これはラストに水溜りに映り込んだ3本の柱でも同じように
「お前が存
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CREATOR(2021年製作の映画)

3.6

クリエイターの脳の作り方

たくさんの小さな分身
芽が生えて すくすく育ち収穫時

机上の上の異形の訪問者に
アイデア + アイデンティティを奪われて良いのかっ 短い時間に個人と社会の大きなやり取りが
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.8

初海の無理に笑う顔が可愛い

突然居なくなった人
向き合うことで前に進める

息子を亡くした母親が人生は多くのものを得るのではなく失っていくことなんじゃないかと言ってたのは哀しみの深さを伺える
不思議
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Here(2023年製作の映画)

3.9

風の谷のナウシカに似た感性豊かなバス・ドゥヴォス監督

自然界と自然を破壊しながらも生きるものの共存している姿が描かれていた
建設現場で働く男と苔の採集している女が同じ時間を持つ

被写体が聞いている
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トロン:レガシー(2010年製作の映画)

3.8

全員発光体で誰もがDaft Punk⚡️

謎の失踪を遂げたケヴィン・フリンはエンコム社のCEO
息子のサムが昔の父親と同じ運命を辿る
ジェフ・ブリッジスの顔がやや変なのは悲しくなる どうも35歳のフ
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トロン(1982年製作の映画)

3.9

「ライトサイクル」が可愛い
細いカーブした道を3台が並んで走る
ライトスティックを握り前に屈むと体ごとバイクに変わる結構なハイスピード感を味わえた

ギリシャ彫刻な雰囲気を放っているグレイカラーに光の
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

全部オダギリジョーのせい

人と人の繋がり
繋ぎ目は何処なのか

探偵がそれを言ったら味気ない
千羽鶴とか他にも盛り盛り過ぎて余韻がない
見方をコントロールされそうな感じがしてならない
富士山とか伏線
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袋小路(1965年製作の映画)

3.8

11世紀の古城から吹く風は湿っていて
その島で何かを待っている3人を見ていて「ゴドーを待ちながら」の雰囲気だなと考えていたら観られた方のレビューに*作品はサミュエル・ベケット演劇から構成を着想している
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反撥(1964年製作の映画)

3.9

暗いな 暗いぞキャロル

凄い空虚感にパサつきが目立つ
カトリーヌ・ドヌーヴの髪も手に持ったパンやエステのマダムの肌までがパサパサ

キャロルの友だちは水滴の音
渇いた気持ちを宥めて静かに話を聞いてる
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彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

3.7

切実な部分に思いがけなく触れてしまった時
知られないように大切に仕舞っていたもの
内容に関係なくそれはきっと純粋なもの
落ち込むだけのクレールが言えない秘密を知った事で良く変化したのが何よりもの証拠
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.7

観て数日が経ってから
哀しみが込み上げてくる

星を見失いそうだ

あまりにも唐突に起こる理不尽
あまりにも乱暴に訪れる人達

最悪の最高悪
上には上がいます

1日1日と深まる
いつもの毎日とは違う
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紀子の食卓(2005年製作の映画)

3.7

鞄に入れなきゃならない1番必要なものって

何でも代理を持ち出せば心残りは果たせるのかな そして替わりに受け取って貰った所で本当に思っていたものは何処へ行ってしまうんだろうか
行き場の見つからない苦し
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SF サムライ・フィクション(1998年製作の映画)

4.0

抜群なオープニングから掴まれる
お腹に響いてくる和太鼓は堪りません

無理してでも天井裏から降りてくる忍び谷啓の影丸が毎度ちょこっと良い
音楽使いはドラマチックでもあって色の世界を与えてた モノクロに
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オアシス(2022年製作の映画)

3.8

仲良きことは
美しきかな

考えを同じにした人は
いつまでも大切な人



…「Raphaël's Song」Louis-Joseph Cliche

ROOTS,ROCK,REGGAE 〜ルーツロックレゲエ〜(1978年製作の映画)

3.9

外は雪

ジャマイカ☆ジャマイカ
キングストンの道を通りスタジオからスタジオへ レコーディングとセッションの嵐
映像の迫力はどこまでもがあぁ大好きです
私の同級生がハマって永住してしまう気持ち分かるよ
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NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

3.6

アッバス・キアロスタミ「トスカーナの贋作」の他人同士だった男女なのに
話は簡単に通じるし短時間でまるで長いこと一緒に生きてきた夫婦にしか見えない2人

と同じ意味に感じました

現代人の平均化☆一律化
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

憧れに向かっているから全力で応援しちゃう
ヤンがガンガンに抜き去ってゆくのは快感でしかない

なんだかウルルルするとこが多かった
お父さん好い人 そう自分の夢を叶える
大きな夢 自分の胸のうちで描いて
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ライズ・オブ・ザ・フットソルジャー オリジンズ(2021年製作の映画)

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玉砕でした

ヴィニー・ジョーンズだけの
それだけのもの

全然知らないオジサンを観るのは辛い
前髪パッチンのカール あれはなかったです

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

U-NEXT にまた戻ってきたジム・ジャームッシュ

人生の半分は夢の中

日本から持ってきたプラムが黒っぽい緑色が何だろう 見たことない
永瀬のライターを上に投げて胸ポケにシュッて入れるの素敵だった
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遠い声、静かな暮し(1988年製作の映画)

3.9

宝石のような始まりは眩くて
だんだん色が褪せていく

渡れないぐらいの対岸を目掛けて溺れながら泳いでいる

すぐに怒る父親がXmasの夜 仕度が遅いことに対してなのかテーブルクロスをワナワナ掴んでめち
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鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言(2011年製作の映画)

3.8

南に育った木は南に立たせ
北に育った木は北に立たせる

平安まではそうしてきたものを室町から無地が好まれ始めて木の持つ目によって立たせる方角を変えていったことが建築が長くもたなくなった理由としてある
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天空の草原のナンサ(2005年製作の映画)

4.0

まるで別世界です
痺れました

ナンサが洞窟で見つけた白い犬にツォーホルと命名
狼を寄せ付けるといけないから捨ててくるんだと繰り返し父親から怒られても離したくない
ナンサがツォーホルと一体化するほど大
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.6

レナ・ヘディの美しさがまだ姿が見えてないのに 予感だけで既にあぁmamaとうっとり

パンダの小道具が小さいからアクションが纏まってしまって勿体なかったけど
笑いながら殺されていく3人衆は面白かったで
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