RIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

もう会えなくなったり
話せなくなったり

でもそれが終わりではなく始まりになる
出逢うということは大きなことだなと涙が出た

大上との出逢いは日岡の人生を変えた

本当に人を助けるって外からは見えませ
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

バリー・コーガンが期待どおりに気持ち悪いなぁ バスタブに顔を埋めてジュルジュルやるのはやり過ぎで嵌まり過ぎ
最初から最後まで猛烈に髪型が変でした
美しいと他人に言わせる暗い瞳は断われない強さを持ってい
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中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

4.2

言葉少なくて良いです

兄ちゃん優しい
歩いていく道はただ独り でも
帰る場所を持っている心は強い

言いたいことは何にも言えない
でもすぐにバレてます

真っ暗な夜に帰って来て
出ていく日はよく晴れ
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虹が落ちる前に(2020年製作の映画)

3.7

夢を一緒に追いかけている時に話さないで
終わらせる為に気持ちを話すなんて酷いな

とにかくみんながお金ない
お金を作る時間も足りない

幼なじみの竜彦が良かった
優しさを貫く公平も良かった

でも私は
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クリスマスの夢(1945年製作の映画)

3.5

女の子と人形のコラボ

新しいおもちゃに人気を奪われて
あっちへ置かれてしまったお人形

クリスマスの夜に扇風機の風に運ばれる船は素晴らしい
ひらめきが違う✨

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.7

悲惨続きで参った

悪魔に魅入られ絡まれる不可逆性
よりにもよってグダグダなケビン・ベーコンの悪徳保安官クレッツァーのパトカーは盗むべき車ではなかった

1度走らせたら止まらない 心奪われた子供の目に
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マイキー&ニッキー(1976年製作の映画)

-

友情について

久々にまるで分からなかった

恐るべしジョン・カサヴェテス


…… 🍒

Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年製作の映画)

3.8

「もっとそうなのではないかな」
誰も通ったことのない平坦ではなかった道

2021年 マドン監督は今までと同じように二刀流を進んで欲しいと伝えていても大谷翔平にはこれがラストチャンスとして聞こえた 全
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パーキングエリア(2022年製作の映画)

3.7

人って見かけでは何考えてるのか分かんない
すっかり読み違いであった
人間の配置がポイントでした
1番最初に犯人はこの人だっという感性からして外れてましたから私は観ていてとても楽しかったです

ハバナ・
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

海辺を見渡せるエンパイア劇場が何処から映っても廃屋に近い感じが良かった
カーペットの柄がシャイニング的

映画館でフロントを担当するヒラリー
新しく入ってきたスティーブンに辛い過去の体験がついてまわり
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

5.0

充分悩み哀しんできた人々に監督が更に残酷な幕引きをするのではないかと怖かったのに愛そのものの無限の扉を開いていた 良かった

いつか何処かですれ違っている
街角か電車のホームか海の上か
同じように誰か
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LOU(2017年製作の映画)

3.0

このタイプの話はショートでも
何だよって終わらずにとても良いなぁ
となれる

夢中でやっていると
いつの間にか喜びになっている

箱に書いてある通りでした

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.7

ガイ・リッチーの豪華な装飾はもっと派手にしても問題ない

嫌みな男たちもボコボコにしてくれたしマスタングで回転しながらサラが撃つのは気持ち良かった
ジェイソン・ステイサムの息が上がってへろへろになって
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.9

命の煌めき

大海に住む魚が海と知らずして海を求める
知らないから進むことができる
知らないから進むことができない
そんなことを繰り返す

スパークする熱情や煌めきは
体内にある🔥なのか🌟なのかは分か
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天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

3.0

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー「不安は魂を食いつくす」の元版

夫を亡くしたキャリーは庭師のロンとお互いに惹かれ合い結婚すると決めたけど
家族も世間も2人を許さなかった

子供たちは旅立って行き
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極北の怪異/極北のナヌーク(1922年製作の映画)

4.5

こんなに面白い実録はないです

水星が地平線に見える大地を行かなくてはならないのに
野性味溢れる橇をひく犬たちの喧嘩が止まんなくて橇を引く紐がぐちゃぐちゃになっていた
それを黙々とほどかなくては出発
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.2

無口な人の心の内を聞いた時に
不思議と申し訳ない気持ちになることがある
そんな気持ちにさせるカロルとミコワイ
2人の絆は深い深い海の底

ミコワイに取り憑いてた死神を取り去ることはカロルにしか出来なか
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.5

夢破れて四畳半あり

目の前に突如 姿を見せたタイムマシンに乗って未来と過去を行ったり来たり

沼の上に建つ下鴨幽水荘三階建の四畳半
episode4で明かされる幽水荘の庭に一際大きな存在感の河童伝説
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ルドルフ 赤鼻のトナカイ(1964年製作の映画)

3.8

僕はみんなと少し違うから
おんなじ道を行けないけれど

真っ直ぐ進んでいけば通じている

他と異なるところが異彩に変わる道

赤い鼻だとみんなから追い出されてしまったルドルフをひと目で大好きになってい
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骸骨の踊り(1929年製作の映画)

3.5

ダンス・マカブル
死を思え

肋骨抜いて木琴に変身する
頭が木魚で凄い総合力のある演奏

ショートなんて感じない濃密な5分間

グリード(1924年製作の映画)

3.8

傷ついた小鳥を助ける温厚だったマックが取り憑かれて見えない幻影に狂気へと変貌した

1人の女性との出会いから全てが狂い憎しみと欲望が伝染する
欲望だけを頼りに盲目に進むマックは知らずして死の谷に近づい
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

4.0

解説を読んでみたけれどややこしくて気持ちが悪くなったので途中で止めた

単純な見方しか出来ない頭の固さに自分ながら困ってますが
集団になることで失われる自立性が平行線となって秩序が消える
何でもありに
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.6

天使 透明人間 人魚

空想の世界のものが出てくるのに実際の物語は現実的なものを描いていた
ブランコの前で出逢ったシーンは温かい

目の前にあること信じてきたことが
時間の経過と共に形として明らかにな
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.8

タラントの左指にはめたピンクッションが可愛い まち針が刺してあった

時の城に住むタイムがカッコ良く見えたのは私だけっ
アクアブルーに統一した世界の時間を刻む大時計の映像も素晴らしかった
その心臓部ク
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料理長(シェフ)殿、ご用心(1978年製作の映画)

3.6

ヒンデンブルクのように膨れて医者からは余命5分と宣告されたマックス

硝酸塩 リン酸塩 グルタミン酸ナトリウムばかりを使うなんて許せないと豪語する絶滅種と呼ばれるマックスが世界最高だと選んだシェフたち
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.0

英ITV:1989年から2013年に制作された作品はストーリーは勿論でキャラも最高でしたし時代背景の流れでキュビズム🔲⏹️シュールレアリスムの影響が画面から溢れていたのが観ていて楽しかった
その為なの
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ある朝スウプは(2003年製作の映画)

3.8

突然 ある日を境に
今までの北川君ではなくなった

明らかに心の底からお互い大切に想っているのは分かる それでも生きていくのに信じるものがずれていくのを感じてしまう2人

志津の友達が家へ遊びに来た時
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.8

1988年に行われた初のマルジェラのショー
モデルの顔を布で覆い隠して洋服にインパクトを残す

マルタン・マルジェラが楽しんでデザインしているのが印象に残った
バービー人形に手作りのイヴ・サンローラン
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

優れた人はたった一言で分かってしまうんだな
葉巻に火がつくまでの永遠にも感じられる時間
台風襲来のような大迫力での登場デヴィッド・リンチ良かったです

それにランニング + パンツスタイルで芸術はお前
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

4.0

愛は忍耐強い

ジュリエット・ビノシュがあらゆるものに怯えていて気の毒であった

大切にしていたものが目の前から失くなる
鏡に映る朧気な顔
全てにおいて苦しみでしかない
それなのに愛がなければそれすら
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

3.7

アユンのような女には好かれたくないしジャンみたいな男に惚れたら身の破滅
出てくる女性が珍しく誰も美しくないのと絶好調に泥沼化する悪夢を見せられた

事件を捜査し始めてからというものヤン刑事は蟻地獄に嵌
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ワーテルロー(1969年製作の映画)

4.0

ナポレオンの狂気ならこの人ロッド・スタイガー 「質屋」シドニー・ルメット監督でも凄い演技だった
ホアキン・フェニックスよりぽっちゃり
汗をずっとかいているでも品格があります

余はフランスであり
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白い恋人たち/グルノーブルの13日(1968年製作の映画)

4.0

10月に来日したクロード・ルルーシュ監督が自主的に撮影した1968年に開催された第10回冬季グルノーブル
競技場に訪れる人々の楽しそうな姿や大会を心待にしているのが見えてくる

選手の後を必死に爆走し
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

ホアキン・フェニックスの放つ陰鬱さがナポレオンに見えるような瞬間が何度もあった 特にワーテルロー

ひとり涙を流したり誰にも腹心の人物がいない
その背景があったことで1人の人間の熱情という疾走感が現れ
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サンタが街にやってくる(1970年製作の映画)

3.9

お爺ちゃん妖精たちに可愛いがられながら成長していくクリスは雪の上に積み上げられたおもちゃを遠い街に住む子供たちに届けに旅に出る

動きがチコ系です充分見応えありました車とか手紙が凄く可愛い 北欧風な人
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クロック(2023年製作の映画)

3.3

40歳前の山が迫ってきて焦るエラ
私は仕事柄38歳37歳の女性と話す機会が多いので彼女の境遇も心境もリアルだった
その原因は周りと比較して作り出すタイムリミット

エラは周りの声に振り回され妊娠するに
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