RIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.9

はじめスミスは何だろうこのおじさんは
という雰囲気を漂わせてた

巨大な力を倒すには死力を尽くさなければ風向きは変わらない

議員に祭り上げられ嘘で固められた政界に正義を通したいスミスは汚名を着せられ
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エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

3.6

大切な人が消えていってしまう
その一瞬を捉えていたのが素晴らしい

犬の失踪 階段の上から聞こえる鐘 怪しげな音を立てて開く扉 悪趣味な壁紙とゴシックテイストの月明かり
意味深な演出の連続とややオーバ
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

3.9

より生きやすい土地エイラを目指して歩き出す男たち

続々とフランクが出てきて笑えます 奇妙なテンションの上げ方は面白い
自由に生きたいけどややこしい人達ばかり
各々にエイラに向かう途中で出会いも違け
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MONDAY(2000年製作の映画)

3.5

これって史上最悪ハングオーバーと同じ最悪の目覚めじゃないかっ 起きたら顔に刺青みたいな
堤真一がどうしてお酒でそんなに急に強くなるのか分からない

銃を巡って反転し続ける生殺与奪権

そんな筈ないっと
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.7

ウォーターゲートが止まらない

人生最大の決断をしても次々と決断を迫られるワシントンポスト紙のグラハム

1966年 ベトナム戦地の視察から戻ってきたダンは政府が国民に対して嘘をつき続けていることに愕
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.8

ウォーターゲート事件は微妙に知らない

ビル内にある民主党本部に盗聴器を仕掛ける5人組 その黒幕たち

ワシントン・ポスト紙のボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインの2人の記者が調査していく内容で
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.7

民主党本部に不法侵入した5人は共和党に雇われ盗聴器を仕掛けていた
事件を指示したハワード・ハントは元CIAでホワイトハウスの高度機密事務室の担当に
現職大統領の犯罪という事件に発展していくのが「大統領
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

4.5

ハーマン・メルビル「ビリー・バッド」を元にドニ・ラヴァンのために脚本を書いた監督
アリフレックスカメラ35㎜で表情を丁寧に撮影

監督が育ち見てきた美しき異邦人を描いた アフリカのジブチに駐留していた
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ザ・ヤクザ(1974年製作の映画)

3.9

オリバーの住む部屋には掛軸 天狗に刀に槍 窓の外には簾と風鈴に鹿威しまであった やくざの組長の部屋は紫色の壁に掛けられた謎のトルソー 盛り盛り過ぎ

義理
アメリカ合衆国には分からない
義理は借りでは
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.6

指のショットが長い

独特な空気を漂わせてる
でもある意味で誰もが自分の責任というか頼らないでいるのが映画の支柱にあったようです

オスカー・アイザックは渋いなぁ
アブグレイブ刑務所で拷問をしていた罪
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.8

ジェイク・ギレンホールがどんな風に変わるのかが楽しみでした
期待していた真っ暗暗いのではなくプチサイコ
でも面白かった

過去に訳ありの元UFCファイターダルトンのさすらっているのが良かった

コナー
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マクロスプラス MOVIE EDITION(1995年製作の映画)

3.6

忘れたい過去を完璧に放り去った人間の意識の怖さを知る

イサムとガルドの関係性は相手の気持ちが他人事では済まされないと感じざるを得ない

だけど狂気過ぎて距離は保ちたいかも
ガルドを見守ったイサムの友
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神の道化師、フランチェスコ デジタル・リマスター版(1950年製作の映画)

4.8

愛する喜びを見つけよ
大粒の雨に打たれながら川を走って渡る
高貴でも美しくもない厳しい道のりを裸足で走る修道士

若い弟子たちは自分の成長 悟りが気になる所 指導者フランチェスコは日々の姿にあると説く
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怒りの日(1943年製作の映画)

4.5

いつでも不安だらけだ
心の中で大丈夫かと

1623年 神様を前にして嫌疑が掛かれば自由意志なんてない
火炙り目前にしてまで告発を強要する魔女狩り

幸いなる火刑によって処罰された
神の栄光のために
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

リサーン・アル=ガイブ 外の世界からの声
――人類はやはり核からは逃れないのだろうか
10190年になったとしても無くならないバランス
希望なんかないっっと言ったポールの声が右後方から残響
ハンス・ジ
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.6

サンドラがDV旦那から子供たちを守るために家を出た

ダブリンに住む所を見つけられず
家を自分で建ててしまえばと思い立ってホントに建ててしまうパワーが凄い

過去の傷は消えないとこの描写がリアルです
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.1

途切れることのない思考の波に視線を委せる
理解出来ないミッドナイト 頭のなかは凄いうねってる
重くて暗いそういう不合理がソファに埋もれて塵となる 苦しみが耐えることなく襲ってきて匿う者は誰もいない
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ウェディング・ベルを鳴らせ!(2007年製作の映画)

4.5

ここは愛情のない世界
真実の愛が足りない

ジヴォイン爺さんの愛情が聖ニコラスまで登ってる 溢れる愛情がツァーネが入ったお風呂にたくさんの林檎が埋め尽くす

アメリカ資本主義への文句がはっきり出てまし
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吸血鬼(1932年製作の映画)

4.0

生きていくために人間の生き血を飲む
奈落の底に生きる者の劫罰の証

クルタンピエール村にある伝説

影の意味に統一性はなくて現実と夢想とが混雑していたようです
老婆が部屋に入ってくると髑髏が眼に光が点
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夜を走る(2021年製作の映画)

-

ニューライフデザイン研究所は全部を受け入れてくれる

沼のようだ
みんなスクラップにしてくれよう

結局 自分が1番大事な人は嫌いだ

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

ヤルマリ・ヘランダーはフィンランド ヘルシンキの監督 素晴らしい景色に圧倒された

*皆殺し*などのチャプターの雰囲気はタランティーノみたいだなと思ったけど黄色いフォントは脚本を書いている時に観ていた
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.9

今日のうちに明日はすでに潜んでいる
2年6組の教室の端に書いてある

大人になって成りたくないこと

自分は怪我をしていて動けないから
やれるのにやらない奴は見ていてもどかしい
できることなら最後まで
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書かれた顔 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.5

白一色に引かれる深紅色

男の目線から見た女を描いていた
女が舞うより男の舞う女が美しいというパラドックス

柔らかい雪 淡い桜の花が舞う
舞台に立つ坂東玉三郎は幽玄そのもの

酔いしれたストーリーは
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.8

ずっと前には眩しくてあまり言葉が入っきてこなかったのでリトライ

夏の野の繁みに咲ける姫百合の
知らえぬ恋は苦しきものそ 大伴坂上郎女

がとても似合うような映画だった

何故 言葉の葉
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クジラの跳躍 Glassy Ocean(1998年製作の映画)

3.9

硝子でできた海のプル艶感が良かった

まさにここは多次元世界
重力も無重力も混ざり合っている

過去の記憶も遠くからの視線と重なっている
とても難解でした
半分が水に浸かった時計は何時なのか分からない
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ゲスト(2020年製作の映画)

3.0

観る側に完全に委ねる12分

見たまんまに感じるより
考えてみたくなる

同じようなことはしている毎日
見られていることへの強迫観念
自分1人でやってしまう追い込み漁

タイトルが好き
字幕が斬新
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ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇(2018年製作の映画)

4.0

作られた混乱
心の籠った狂騒の宴

コルセットとかレース使いは殴られる衝撃ですがやはりゴルチエは赤色 そしてミリタリーがカッコ良過ぎる

ゴルチエの頭に描くなんて美しい世界
200もの衣装で影響を与え
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生涯ずっと/ Per tutta la vita(2018年製作の映画)

3.9

こういうのホントに好き

そこから始まりここまで来たなっ
全く何言いたいのか分かりませんよね
すみませんっ

ソッコーでデビッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」に出てきたBlueBOXが頭に浮かん
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.1

ダース・ベイダーの誕生の息吹

パドメを救いたい一心が恐怖になって
暗黒がアナキンを離さなかった

あいつは2人の愛を利用して殺した
とグリーンマイルのジョン・コーフィのあの言葉が蘇る
遠いようで日常
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

4.0

R2D2が飛んだ🚀 C3POの顔が外れて敵側のドロイドに付けられて戦闘員になるまでの4ステップが凄い面白い

ストームトルーパーの初期型がいたりしてこれも楽しい
雨の降る惑星初めてです🪐
宇宙に住むみ
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.9

ポッドレースは面白かった☆マシンのボタンが昭和サイズ

複雑なスタイルの異星人たちが意外とスッキリになっていたのにジャバの子分で頭に自分のものらしき内臓が巻き付いてたのは戴けないっ かなり気持ち悪いけ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

1番気になったのはアスモデウスはあのまま何処に行ったのかな
もしかすると無間地獄というとこなんでしょうか
凄い言いたい事を言ってましたけど神様あっての悪魔です

人間の罪深さ キリストの受難
悪魔対決
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.7

ずっと一緒に空間を共有させて欲しい気持ちになる 宇宙に行きたいならスター・ウォーズ
ライトサーバーのブンブンする音を耳に残しつつ一気に観れるぞ✨旧3部作 最終章

毎回スピード感ある カーチェイスがあ
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.7

ダース・ベイダーがより艶感増してました☆あのシューという息吹きにとても哀しみを感じた
暗がりに青いスモークにライトサーバーを持つ影が渋い

戦闘ビークルAT-ATウォーカーはダリの描いた天と繋がる象に
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.7

死ぬまで観れないかもしれない☆と思っていたのを気合いを入れました

オビ=ワン・ケノービがカッコよいです
目深にかぶるフードが味わいある
砂漠を歩くC3POとR2D2はこのまま何も役に立っていかないの
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タイムリミット 見知らぬ影(2018年製作の映画)

3.0

前に進むしかない やるっきゃないワンスチュエーションは面白い

つまらない一言に右往左往 全然身元の確認しないで被害者を射殺しようとする警察怖い

天秤にかけられる命の重さ
追いつめられた父親の最後ま
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