たわらさんさんのアニメレビュー・感想・評価 - 6ページ目

たわらさん

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シュタインズ・ゲート ゼロ(2018年製作のアニメ)

3.0

時間トリックの魅力も半減し、盛り上がりに欠けた紆余曲折する物語は退屈でした。岡部とヒヤジョウがクリスからの自立を中心に登場人物の補完をしたいのは分かるんですが、リアリティから遊離した人間ドラマにハマれ>>続きを読む

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新世紀エヴァンゲリオン(1995年製作のアニメ)

4.9

思春期の心の不安定さや人と触れ合う事のもどかしさ、自己の在り処を描いている。自分というものは世界やシステム、他者に形成されるものはない。色眼鏡で見ることをやめて、多角的な視点を持つことは生きる上での伴>>続きを読む

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東のエデン(2009年製作のアニメ)

4.1

特定のユーザーに100億の資金により世直しが強いられるが、各々の目論見が交錯していく。社会派としてのリアルの側面を持ちつつ、"魔法の携帯"という一つのフィクション(ルール)が物語を面白くさせている。>>続きを読む

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PSYCHO-PASS サイコパス 2(2014年製作のアニメ)

3.9

✔️概要
シビュラシステムの脆弱性をついた本作。思考を停止し外的規範に盲従した人々による行為は表層的には悪ではあるが、個としては悪とは言い難い(凡庸な悪)。監視官による殺傷行為も犯罪係数の上がる要因と
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(2016年製作のアニメ)

4.9

『ジョジョ』のバトルは物理的な攻撃ではなく、知恵と精神力で攻略していくのが魅力であろう。また、本作の第4部では舞台が身近になり、日常に落とし込んだ非日常感が特徴である。それ故に大まかな本筋がありながら>>続きを読む

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攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG(2004年製作のアニメ)

4.3

肉体あるが故に差別や上下関係が存在しているのかもしれない。いつか肉体を必要に無くなった時に我々は同列な存在として共存できる。ただ、肉体と精神で個が成り立つ現代ではそうはいかず、宗教や思想などの実体なき>>続きを読む

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STEINS;GATE(2011年製作のアニメ)

4.2

ループものの傑作。ネットスラングに胃もたれするのだがミスリードや緩急を作る役割を持つ。1クール目はキャラクター紹介とルール説明であり退屈ではある(SERNとタイター関連は面白い)が、2クール目で張られ>>続きを読む

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魔法少女まどか☆マギカ(2011年製作のアニメ)

4.3

今、我々は宇宙の理の幾度もない更新の上に存在している。その世界は功利主義に基づき、一部の尊い犠牲により幸福が享受される事実が浮き彫りになる。そんな少数派に寄り添ってあげることがせめてもの救済なのかもし>>続きを読む

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ドロヘドロ(2020年製作のアニメ)

4.2

混沌と謳いながらも、物語の方向と世界観の描き方には確固たる芯がある。人間の住むホールは無秩序状態なため死生観は狂っているのだが、容赦無いスプラッタは寧ろ清々しい。ダークな世界ながらもほのぼのとした雰囲>>続きを読む

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レベルE(2011年製作のアニメ)

3.2

サスペンスやホラー、SFの側面を持ったコメディ作品は唯一無二の存在であろう。ただアニメーションに落とし込むと、ポップ過ぎて緊張と緩和がなっていないのと笑いどころがどうも古臭いのだ。全体を通して、薄寒い>>続きを読む

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PSYCHO-PASS サイコパス(2012年製作のアニメ)

4.5

近未来刑事サスペンス。作中のシビュラシステムが職業を適正、犯罪係数の測定を可能とし、システムが人の存在意義を作る。いわゆる「法が人を作る」社会が描かれている。そこに自由意志を持ち合わせているのか、幸せ>>続きを読む

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炎炎ノ消防隊(2019年製作のアニメ)

3.6

消防士という職業をフィクションに落とし込んだのは面白かったですが、1クール目は住民のために働き消防士をしていたのに2クール目は良くも悪くも少年漫画になりました。全体を通して、既視感のある設定や裏切りの>>続きを読む

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(2002年製作のアニメ)

4.9

電脳化が普及した世界は脳では分かっていても直感的には理解しにくい世界観である。1話に関しても心持では顔や脳のパーツの入れ替えなどしたくないが、目的のためなら遂行する合理性がある。この合理的かつ論理で構>>続きを読む

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2018年製作のアニメ)

3.8

自我が存在しなかったヴァイオレットが自動手記人形の仕事を通して自我を持ち愛に気付くまでの物語。そんな本作は勧善懲悪や復讐劇などの分かりやすいテーマでは無く、心の機微を描いており不可視な心の成長をアニメ>>続きを読む

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コードギアス 反逆のルルーシュR2(2008年製作のアニメ)

4.3

シーズン1に比べて失速する回もあるのだが、最終話での最大瞬間風速は凄まじい。ブリタニアとの対決と新日本国の創造までを描き切った傑作。

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コードギアス 反逆のルルーシュ(2006年製作のアニメ)

4.6

ルルーシュの武器は頭脳である。己が目指す野望のために頭脳を駆使して悪戦苦闘する姿はダークヒーローながら惹かれるものがある。一つの魅力はスザクとの対決であろう。理想論と現実論、それぞれの思い描く国家を目>>続きを読む

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BANANA FISH(2018年製作のアニメ)

2.8

原作の評判が良くて期待値が高くなっていたが、退屈過ぎて11話で断念。興味深い世界観なのだが、行動に筋が通ってない無能な登場人物たちの失態のせいでアッシュが危機に陥る展開の繰り返しに疲弊してしまう。また>>続きを読む

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未来少年コナン(1978年製作のアニメ)

4.4

コナンの純粋無垢に駆け抜けていく姿を通して、心が穏やかにさせられる。70,80年台の宮崎駿作品の天真爛漫な主人公が好き。

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