たわらさん

新世紀エヴァンゲリオンのたわらさんのレビュー・感想・評価

新世紀エヴァンゲリオン(1995年製作のアニメ)
4.9
思春期の心の不安定さや人と触れ合う事のもどかしさ、自己の在り処を描いている。自分というものは世界やシステム、他者に形成されるものはない。色眼鏡で見ることをやめて、多角的な視点を持つことは生きる上での伴う不安を打破することができる。「道は開ける」

勿論神話に基づいた使徒との戦いや人類補完計画などの考察し甲斐のある設定は二次的な楽しみ方が可能であるのも本作の魅力であろう。

✔️雑感
・ネルフ本部内でオペレーターの声が飛び交う迎撃の疾走感が好き(特に第11使徒戦)。
・本作の魅力の一つは日常に到来する不条理であろう。背景や生活感のリアリティラインを上げることで使徒との戦闘が際立っているのである。
たわらさん

たわらさん