わこさんの映画レビュー・感想・評価

わこ

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最後の最後が一体何を意味するのか、そもそも便利屋はなぜあそこで便利屋として生きていたのか、私は一体誰の行動を追いかけていたのか?問いかけても映像に映し出される以上のことは分からない。
とにかく見終わっ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

平山さんの過去も今の生活に至る経緯もほぼ語られることは無いけどそこは重要では無いんだなと。あくまでも今の平山さんの日常にフォーカスを当てている。
作中、理不尽さに憤ることもあるが(平山さんも人間なのだ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.9

ただひたすらにロバート・デ・ニーロが演じるベンという男性が紳士。
思っていたよりも軽く気楽に見られる映画。良くも悪くもさらーっと見れた。

正しいと思う事は迷いなく行え。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

好きな人にとって、自分がさして特別な存在でなかった、いつでも手放せる存在だったという現実を突きつけれて胸が痛む。
決して完璧に分かり合えないからこそ、人と会話をする事、分かり合おうとする事は何にも変え
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ただなぎささんが幸せに暮らす人生を送って欲しかった
いちかと2人で仲睦まじく、野菜も食べなさいと小言を言いながらもその眼差しは穏やかなものである、そんな優しい日常を送って欲しかった
なかなか複雑な心境
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ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン(2018年製作の映画)

3.9

ウクライナのアニメ映画ですが、原作はロシアの国民的詩人アレクサンドル・プーシキンの長編詩。2018年に作成されたこの映画が、ウクライナとロシアの平和な結び付きを表していた事を知ると言葉に出来ない気持ち>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.8

グッモーニン、ボルチモア!

今さら初見でした、今見終わってもう一回最初から観てるところで司会のコーニーがとにかく格好いいんですが彼と恋に落ちたいんですけど?!

主人公のトレーシーがどんな困難に立ち
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.3

落ち込んでいるときに「このままでいいんだ!」と元気付けてくれる、最高にキュートな映画

他人の目を気にするくらいなら、堂々と自分を愛してあげればいい。この作品を見た人は分かる通り、見た目の問題じゃない
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

邦題「家族を想うとき」という柔らかな響き、そして柔らかな色合いのポスター。ハートフルな響きはある種皮肉のようにも思える。ただ、そんな安らぎを、どうか少しでもこの家族に与えてほしい。終盤、静かに涙を流し>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画館を出たあとの日差しが、やけに眩しくて目を細めた。
まるで暗い半地下の、奥深くから出てきたようだった。

韓国映画を見るのは初めてです。
監督のことも、出てくる俳優の名前も知らぬままただ去年訪れた
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

5.0

いつかずっと見たい、見たいと思っていた映画
ようやく見たけど、本当に見てよかった

周りの人と違う「普通じゃない」オギーの話ではあるけれど、彼の周りの人たちの一人一人の心の葛藤、素直になれない気持ち、
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.9

たった2分間の黙祷によって、
若者達が国家に脅かされてしまう

学校の1クラスという、
とても凝縮された世界の中で
彼らの「自分で考えた」選択

実話を元にした話ながら、
あまり時代背景に詳しくない私
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.3

2年くらい前に飛行機の中で鑑賞。
少しうろ覚えだけどこれが実話だということが驚き。
例えば肌色の問題は日本ではあまり馴染みがないが(欧米と比べて、ということ)性差については今の日本も、これからの日本で
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

★2024年4月28日
5年振りに見ても最高だった
むしろ懐かしさ120%なのと展開を知ってるからこそより感動が大きかったのかも
ずっと泣いて見ていた
毎日でも映画館通ってあの音楽に浸り温かなまっすぐ
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キャロル(2015年製作の映画)

3.8

誇り高いキャロル、あどけないテレーズ

キャロルの愛情が切なくて、
ただただ美しかった

キャロルの言う通り、
仕事が軌道に乗り始めたテレーズは
花開いたように素敵な女性になっていて
私も画面越しにみ
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告白(2010年製作の映画)

3.6

物事は、視点を変えると軸がゆらゆらと動く

それは母にとっての娘、
息子にとっての母、
母にとっての息子

社会とは、人とはなんと脆いものなんだろう
歪なバランスで成立する世の中
生きている私たちも歪
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.8

「過去に戻って失敗をやり直せる」
それだけ聞くとただのチートだし、確かに主人公は何度も何度も自分の特殊能力を使って人生をやり直し、大好きな女性と幸せになることを望んだ。

でも、何故かこの映画ではそれ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

「若い10代の子達が音楽を始める映画」なんていうざっくりした爽やかなイメージで見始めたら、家庭環境は最悪だわ、突然親の都合で転校させられるわ、しかもその転校先も荒れてるし校長からの圧力もあるしで、勝手>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.5

アーミル・カーン最高
レスリングのシーンが素人目からして
プロのガチにしか見えなくて目が離せなかった

PKも見たい

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
一言これに尽きる

最初の30分の長回し凄かった!
カメラマンだけじゃなく関わるスタッフやキャスト全員の体力と気力を受け取って感動した
でもやっぱりカメラマンさんの体力に脱帽😂
まさかこ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.9

もう何ってほんと、海がキレイ~~~!!!リアル~~~!!!ってとこですよ。
CGアニメ作るときって何のソフト使ってるんでしょう。ディズニー独自の製品があるのかしら。どれくらい制作時間を費やしたのか……
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

-

修一さんと英子さんのように、"ひと"との縁を大切に、コツコツ、ゆっくりと歩める時間は何て尊いんだろう
自分が心落ち着けないのは周りのせいだと思ってた時期もあったけど、要は何を信じてどこに軸を持つかなの
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

故郷があること、
遠く離れても家族と繋がっていること
このことがどんなに自分を支えてくれているか
サルーはもちろん、残されていた実母の気持ちを考えると過ぎ去った年月はあまりにも長かったと思う

少年サ
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エスター(2009年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

アオリ文を読んでどこが変なんだろう、ちょっといかついしもしかして男とか?って色々憶測しつつ鑑賞。

最後の方ほとんど指の隙間から覗いて見てました、、怖さとえぐさでまともに視ることができなかった。
エス
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.5

映画を見る趣味を持ち初めて数ヵ月、とりあえず見始めたのはどれも洋画だった。どの映画も面白く、私の好奇心を刺激してくれた。
邦画で何を見ようか選ぼうと思って選んだのが舟を編むだった。

まず、「右」や「
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

キャラクターのアニメらしさと背景の現実感。映像がいくら綺麗でも正直あまり心惹かれるものがなかった。
愛らしい登場人物や遠く離れた二人の目に見えない絆など、マイナスな面は少ないものの、途中コマ送りのよう
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タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

圧巻。その一言。
もうとにかく本編を見てほしい。それだけ

どうやって撮影したのか気になる。
3時間あっという間だった。最後泣きすぎてひどかった(自分の顔が)
レオさまのサスペンダー姿がキュート。

セッション(2014年製作の映画)

5.0

初回はあまりの仕打ちに思わず目を逸らしてしまう場面もあるのに、何故か繰り返し見たくなる映画
最後10分間が圧倒的すぎて、エンドロールに入ってからしばらく動けなかった
人間の限界を超えた先が待っている
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

愛しい愛しいフォレスト・ガンプ。
彼の人生は『まさかそんなことある??』の連続だけれど、それがもうあまりに振り切っているもんだから、見ていてすがすがしい。
ほんとにもー何やってんのー!?って一人で笑い
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奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

3.6

ゲゲン先生は信頼していた。そして、クラスのみんなも信頼していた。お互い、かけがえのない瞬間を共にしている仲間たちを。
どこか虚しい気持ちを抱えていた生徒たちが、ハッとしたように歴史や宗教、人種問題に気
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.6

戦争を描いているのではなく、描いているのはあくまですずという一人の女性の人生。
一人の女性が、幼子から少女へ、少女から大人へと成長する。
その生きた時代が、ただ昭和の戦争の時代で、その生きた場所が、た
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神様の思し召し(2015年製作の映画)

3.5

医者と神父のおじさん二人の友情、というにはさっぱりとしていて重たくない。この関係性を言葉で表すのはナンセンスかもしれません。
自然と心が通じ合う瞬間に空気が柔らかくなる。何だか一緒に居ると心地がいい。
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.8

ランチョーの生き方が格好いい!
ただ自分のしたいことを追い求める、そんなシンプルなことだけど、彼の生き方は自分を信じ、気持ちよく疑うことを知らない。
3時間弱は確かに長かったけれど、伏線や謎解きの要素
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