このレビューはネタバレを含みます
ただなぎささんが幸せに暮らす人生を送って欲しかった
いちかと2人で仲睦まじく、野菜も食べなさいと小言を言いながらもその眼差しは穏やかなものである、そんな優しい日常を送って欲しかった
なかなか複雑な心境なので点が付けられない...あとで修正するかも。
現役時代、劇場に足繁く通っていたゆうさん(真飛聖さん)のバレエの先生の役どころも良かった。
以下追記
なぎささんの表情で忘れられないのが髪を刈り上げた姿でいちかに優しく「こっちおいで」と声をかけるシーン。
よく知るなぎささんの姿では無いのに、(ああなぎささんだ)と、姿が変わっても中身はなぎささんのままだと思えた。
いちかの為、そして自分の願望を叶える為に面接をし、身体を差し出そうとし、力仕事を選ぶも、実の母という圧倒的存在が現れ敵わないと知る。そして自らにメスを入れる選択をした。この一連の流れが結果良かったのか何とも言えないが、どこに行けばいいか分からず揺れるなぎささんが衝動的に、刹那的に行動していく様が心に残る。相応しい言葉が出てこずもどかしいけれど、そんな人間らしいなぎささんの姿を好ましく思った。だからこそ、卒業後のいちかと幸せな日々を暮らす展開でも良かったんですよ...と言いたい...。
最後を知ると複雑だけれど、この世に取り残されていた2人の出会いは決して間違いじゃなかったと思っていたい。