めしいらずさんのドラマレビュー・感想・評価

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めしいらず

めしいらず

ブラッシュアップライフ(2023年製作のドラマ)

3.1

もしも、もう一度同じ人生をやり直せるのなら、今度はちゃんと生きるのに…。誰もが必ず一度はしたことがあるだろう願いを本当に叶えてしまうコメディ。タイムリープものに付き物のご都合主義的な部分を笑いに転化さ>>続きを読む

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ノンレムの窓 2023・夏(2023年製作のドラマ)

2.9

「夕暮れ時の葛藤」
夕方のスーパーマーケット。レジ前の行列のどちらに並ぶのか。レジ打ちは新人と古参。男は自意識過剰に両者の間を行きつ戻りつする。実は三者にはそれぞれに違う事情と思惑があって…。よくある
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ノンレムの窓 2023・新春(2023年製作のドラマ)

2.7

「匿う男」
ある日突然にタイプの美女が「警察に追われているから匿ってください」とアパートにやって来たらどうするのか。本当は下心に悶々としながらもそれを押し隠した紳士的な体裁を崩さない関わり。更には彼氏
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ノンレムの窓 2022・秋(2022年製作のドラマ)

2.5

「未来から来た男」
タイトルの通りでそれ以上でも以下でもない。3年前にタイムリープした男が自分の知っている未来のことを切り売りしてチヤホヤされ、3年が経って見向きもされなくなる話。全然引っかかるところ
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ランチの女王(2002年製作のドラマ)

3.5

「涙とともに食べた人でなければ、人生の味はわからない」(ゲーテ)。いつかの食事の記憶と共にある人生の一場面。その時に誰と何を食べたのか。それは誰にでも必ずあるし、そのことを後になって何度も振り返ること>>続きを読む

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ノンレムの窓(2022年製作のドラマ)

2.8

「私達の恋」
二股恋愛していた男が願った通りに自分が二人になると、それぞれがまた浮気して二人から倍の四人になりになり、またそれぞれが浮気して八人になる。一人ずつ別れさせると彼らもまた消え、本命の恋人に
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ノンレムの窓 2023 冬(2023年製作のドラマ)

2.6

「野崎さんの夢」
臆面もなく「思えば幼い頃から容姿に恵まれた私は…」云々の自己紹介を延々と森七菜にナレーションさせる脚本の意地悪さが秀逸。彼女を持ち上げている体でギリギリ怒らせない感じの絶妙さで貶して
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ノンレムの窓 2024 春(2024年製作のドラマ)

2.7

「有終の美」
10年追い続けた事件の容疑者を特定し、いよいよ踏み込む直前に自首しに警察へやって来る容疑者。定年間際の刑事は手柄を逃すまいと容疑者に踏み留まるよう説得し始めるけれど、事件の真相は彼が推理
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不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)

3.3

自分で自分の首を結局は絞めてしまっているような昨今の閉塞感に溜まりに溜まった憤懣が生んだドラマなのだろう。世に跋扈する平均化、統一化された”正義”で別の考え方を”不正義”だと排除しようとする不寛容な社>>続きを読む

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厨房のありす(2024年製作のドラマ)

1.8

前クールの「フェルマーの料理」が料理人が数学的思考によって料理を導き出すと謳いながら全然その関連性がこちらに伝わらなかったのと比べると、本作では料理と化学の関係がきちんと説明されており、その部分がとて>>続きを読む

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ユーミンストーリーズ(2024年製作のドラマ)

3.3

ユーミンの楽曲から生まれた三作家三様の物語。
「青春のリグレット」
女性のいやらしさが前面に出て如何にも綿矢りさ原作らしい感じ。末期的な夫婦関係修復の旅は芳しくない様相を呈し、飛び出した妻はこの場所に
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なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?(2022年製作のドラマ)

1.9

3話3時間もかけているのになぜか分かりにくい。ちょっと人名につまずいている間に置いてけぼりになり、そのまま見終わっていた。ちょっと不親切な気もしないではない。

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黒い十人の女(2016年製作のドラマ)

3.2

市川崑(和田夏十脚本)版の印象が強くてあまり期待していなかったけれども、いざ観始めたら面白いこと。心配はまったく杞憂だった。バカリズム恐るべし。物語の梗概や重要な台詞はそのまま引き継ぎつつ、更に多くの>>続きを読む

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深夜食堂(2009年製作のドラマ)

3.0

お話自体は正直ベタなものだと思う。その店の中で語られる様々な人間関係の浮き沈みも、その店で供される食事も、実にありきたりなものではあるのだけれど…。夜までならどうと言うことのない筈の人間ドラマも、特別>>続きを読む

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作りたい女と食べたい女 シーズン2(2024年製作のドラマ)

2.4

同性愛者の葛藤の深い部分まで描く訳じゃないけれど、前シーズンの印象から想像するよりは踏み込んでいて意外だった。カミングアウトや付き合い始める際の難しさ、当然のような無理解が厳然とある社会のこと、そして>>続きを読む

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お別れホスピタル(2024年製作のドラマ)

3.1

人の一生で最も荘厳な場面として生命誕生を描いたのが「透明なゆりかご」であったけれど、今度はその終焉を描いた厳かなドラマが展開する。終末医療に携わる病棟で患者やその家族の命と向き合い奮闘するスタッフたち>>続きを読む

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王様のレストラン(1995年製作のドラマ)

3.2

オーナーシェフだった父の跡を兄が引き継ぎすっかり経営が傾いた老舗のフレンチレストランに新オーナーとしてやって来た弟が、かつて伝説と呼ばれ往時のことを知悉するギャルソンと共に、個性の強い従業員たちをやが>>続きを読む

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透明なゆりかご(2018年製作のドラマ)

4.7

町の産婦人科医院に看護師見習いとしてやって来た高校生の主人公の目を通して私たちが見るのは、望まれて生まれてくる生命と、望まれずに人知れず消えていく生命と、惜しまれつつ消えていく生命とが交差する壮絶な生>>続きを読む

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池袋ウエストゲートパーク(2000年製作のドラマ)

2.7

お話そのものは不良の喧嘩ばっかりでそんなに面白くないのだけれど、尖った見せ方は面白い。とは言え小ネタや演出がより巫山戯ていたこの後のクドカンドラマと比べるとやはり大人しい感じもする。とは言えとは言え、>>続きを読む

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タイガー&ドラゴン(2005年製作のドラマ)

3.4

宮藤官九郎脚本作への好印象はやっぱりこの前後の作品によるものと再認識。それまでになかった特異なドラマ演出が新鮮かつ面白く感じられ、おそるべき才能が現れたと当時思っていたけれど、今でも十分に楽しめた。頭>>続きを読む

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タイガー&ドラゴン 三枚起請の回(2005年製作のドラマ)

2.7

シリーズドラマ版の前日譚。面白かったはずだけど続けてシリーズを観たから印象がごちゃ混ぜになってしまった。

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dinner(2013年製作のドラマ)

3.5

ドラマとして瑕がない訳じゃない。超一流店であるはずのロッカビアンカの超一流の従業員たちであるはずなのにとてもそれが信じられないくらい意識が低いことだとか、第一話で病に倒れた料理長辰巳への目配せが最終話>>続きを読む

2

あたりのキッチン!(2023年製作のドラマ)

2.9

コミュ障の主人公が定食屋でのアルバイトで様々な人々と一生懸命に関わる内に人から求められる存在になっていき、生き辛さから解放されていく。きっと現実の上澄みを掬うようなお話だろうと正直あまり期待せずに見始>>続きを読む

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いちばんすきな花(2023年製作のドラマ)

3.2

恋愛やドラマチックな出来事を描かずに、言葉にしづらい些細な感情の機微のみでドラマを十分に成立させられることを証明するかのようなハイレベルな作品。見向きもされない人。望まずに悪目立ちしてしまう人。繊細さ>>続きを読む

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フェルマーの料理(2023年製作のドラマ)

2.0

真理の扉を開くとか孤高を突き詰めるとか如何にも胡散臭いことを言っておいて最後にきっちりとそれを否定して見せるのはさもありなん。漫画原作なので何かと大仰な感じはある。綺麗な一皿一皿は眼福だった。ただ料理>>続きを読む

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ミワさんなりすます(2023年製作のドラマ)

3.0

偶然が重なり本来雇用されるはずだった家政婦美羽さくらの代わりに一推し俳優八海崇宅に雇われた映画オタク女子の主人公久保田ミワが、なりすましの罪の意識に苛まれつつも、美羽本人の協力を何故か得て罪が露見する>>続きを読む

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離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜(2005年製作のドラマ)

2.8

第2シーズン。窮地にいる市井の女性たちの誰にも届かない声に耳を傾け救いの手を差し伸べる敏腕弁護士の活躍を描いた物語の基本ラインは前シーズンと同じなのではあるけれど、前より増えたコメディパートや主人公自>>続きを読む

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友情~平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」~(2023年製作のドラマ)

2.5

ラグビー界のスーパースターとノーベル賞博士との知られざる友情。多忙を極める中でも治療の方策を懸命に探り平尾を支え続けた山中の献身。彼を信頼して身を委ね余命宣告を何度もねじ伏せて見せた平尾の不屈。平尾を>>続きを読む

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わたしの一番最悪なともだち(2023年製作のドラマ)

2.8

幼馴染の二人の女の子が、大学の交友関係や部活、バイトを経て社会人となり、仕事や家族関係で壁にぶつかり自我や存在意義に悩み、一度距離を置いてゆっくり己を見つめ直すことで出口を手探りし、少しずつ癒えていく>>続きを読む

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俺の家の話(2021年製作のドラマ)

2.4

うーん、お話自体は面白いんだけどどこか食い足りない感じもある。ラストのひとひねりによって(事前に巧妙に準備されていたことも含め)何だかはぐらかされたようなモヤモヤした気持ちにになってしまう。あるいはベ>>続きを読む

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黒井戸殺し(2018年製作のドラマ)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ミステリ史に残る問題作であるアガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」を、三谷幸喜が日本に舞台を移して翻案。極めて原作に忠実なドラマ化だった。舞台設定や役者演技の大時代的な味付けが如何にも”本格ミステリ>>続きを読む

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晩酌の流儀 シーズン2(2023年製作のドラマ)

2.6

第1シーズンより熟れた感じがあって安心して愉しめる。ドラマパートの比重とバリエーションが増した気がした。相変わらず手慣れた調理と飲みっぷり食べっぷりの良さがいい。支店長の偏った描かれ方がいささか意地悪>>続きを読む

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問題のあるレストラン(2015年製作のドラマ)

2.8

それぞれに問題を抱えた女性たちが一つ場所に集い、再起をかけてレストランを営む中で擬似家族的に交流を深めていきながら、彼女たちを虐げてきたことを歯牙にもかけない男社会に挑み、彼らが無視できない存在になっ>>続きを読む

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しずかちゃんとパパ(2022年製作のドラマ)

2.5

「コーダあいのうた」を翻案したような心根の良いドラマだと思う。父娘役の二人が快演だった。ただ、”どう?いい話でしょ?”と言われているような窮屈な感じや、道永の浮世離れしたキャラクター造形に作りすぎな感>>続きを読む

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ミステリと言う勿れ 特別編(2023年製作のドラマ)

1.9

前半はシリーズドラマの第1話そのままでダイジェスト版かと危惧していたら、後半は新しいキャラクターを交えた新しいお話で一安心。話としてはシリーズドラマよりもこの後半部の方が幾分ドラマ的かも。いわゆるいい>>続きを読む

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古畑任三郎スペシャル すべて閣下の仕業(1995年製作のドラマ)

2.8

外国の駐在大使が保身のため咄嗟に殺人に手を染めてしまうが、彼の隠蔽工作は如何にも杜撰で、偶然居合わせた古畑の揺さぶりに次々ポロが出て…。スペシャル版で長尺な割には事件もトリックもスケール感が平生のシリ>>続きを読む

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