それぞれに問題を抱えた女性たちが一つ場所に集い、再起をかけてレストランを営む中で擬似家族的に交流を深めていきながら、彼女たちを虐げてきたことを歯牙にもかけない男社会に挑み、彼らが無視できない存在になっていく。順風に過ぎる彼女たちのレストラン経営のことや、男たちの悪し様な描き方が古色蒼然なことなど、都合良かったりステレオタイプだったりな感じは其処此処にあるけれど、なぜだか次のエピソードへの引きが強くてあっという間に見終えていた。全体を通した印象は好もしい。訴えられた男の側も訴えた女の側もそれぞれ社会的制裁という見えない力によって共々閉店に追い込まれるのが現代的。