『ビデオドローム』や『ザ・フライ』などの、
グチョグチョ系ホラー作品でおなじみのクローネンバーグ監督。
変態さんには『クラッシュ』なんて作品もあるこの監督、
これまたわかったようでよくわからない引きず>>続きを読む
何故、デブラ・ウィンガーは引退したのか?
自らも女優であり母親でもあるロザンナ・アークエットが、その答えを導き出すために34人ものハリウッド女優と出会いインタビューをして、女優と私生活の両立を模索し>>続きを読む
私はこの作品が大好きです。
ものすごくあたたかい気持ちになれるから。
イギリスのノッティングヒルに撮影に来ていた、
ハリウッド女優のアナ(ジュリア・ロバーツ)は、
騒がしいマスコミからのがれるためふ>>続きを読む
理不尽な校則や教師たちの暴力に反抗した11人の男女中学一年生が、廃工場に立てこもり教師たちと戦う物語。
戦うといっても他愛のないもので、クライマックスには機動隊も突入するが、タバスコを発射する銃や>>続きを読む
ダイニチ映配作品です。
ダイニチ映配とは、戦後の娯楽としての映画産業がテレビの普及により斜陽化が進み、経営的にも青色吐息だった映画会社の“大映”と“日活”が手を組んで盛り返そうとしていた会社でした>>続きを読む
クエンティン・タランティーノ監督、弱冠28歳での劇場用映画デビュー作です。
ジョーと名乗る男のもとに集められた6人の犯罪者たち。
互いを名前ではなく、ブルーやオレンジなどと色で呼び合うように指示され>>続きを読む
明らかにキューブリック監督の『2001年宇宙の旅』にあやかった邦題ですが、原題は『Logan's Run』。
23世紀の世界。
人口爆発を抑えるために、人類は儀式により30歳で粛清されていた。
>>続きを読む
たまにこんなクラシックなファンタジィ作品を観るのもいいものです。
キャベツ畑に捨てられていた赤ん坊トトを見つけた老婦人がその赤ん坊を育てる。
老婦人の死後、男の子は孤児院に預けられ、
素直な青>>続きを読む
三池 崇史監督によるアクションサイコホラー。
爽やかで人望のある高校の英語教師蓮見(ニックネームはハスミン)が、サイコ野郎となってクラスの生徒を殺しまくる。
助演陣が豪華なのと、テンポよく進んでい>>続きを読む
さらわれたお姫様とか女王とかを、危険を顧みず取り戻すお話は、黒澤明の名作『隠し砦の三悪人』や、ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』などでおなじみのお話ですが、
この作品は1916年のメキシコ革命ご>>続きを読む
なにか懐かしく感じる田園風景が広がる田舎で起こる連続猟奇事件。
雨のシーンが美しい。
雨を下から仰いで撮ってるシーンは良く観るが、真上に近いアングルから雨に濡れる登場人物たちをとらえているシーンがとて>>続きを読む
’79年のお正月映画でした。
『サタデーナイトフィーバー』で人気爆発のジョン・トラボルタが、
勢いに乗ってオリビア・ニュートン・ジョンとの共演。
夏の日の恋に落ちたダニー(トラボルタ)とサンディ(>>続きを読む
映画人の情熱と郷愁を詰め込んだ山田洋次監督作品。
かつて、映画の名監督(小津安二郎がモデルと思われる)の助監督についていた男・ゴウ(現在:沢田研二/若き日:菅田将暉)が、年をとり、今やアルコールと>>続きを読む
クリント・イーストウッドが監督、主演、音楽をてがけ、自身2度目のオスカーを受賞した人情劇。
貧困にめげずにボクシングに夢をかける女性マギー・フィッツジェラルド(ヒラリー・スワンク)が、老トレーナー>>続きを読む
19歳の少女、マリー(ミウ=ミウ)は、若い男の、ジェラール(ダニエル・デュバル)に一目惚れ。たちまち恋に落ちるが、このジェラールの稼業は、『ヒモ』。
マリーに売春させて、その上がりで食ってる男。
>>続きを読む
前作で、全身に放射性有毒物質を浴びたためにモンスターになってしまったメルヴィンが、本作では海を渡って日本にやってきました。
シリーズ物は2作目になるとマンネリ化が進んでつまらなくなることが多いので>>続きを読む
今回は、おバカに完全に振り切ったホラーコメディをご紹介。
フィットネスクラブの清掃の仕事をしている、メルヴィンは気が弱く身体も貧弱。
クラブに通っている若者たちの格好のいじめの対象になっている彼は>>続きを読む
フランソワ・トリュフォー監督による、
異色社会派SF作品です。
SF嫌いを公言するトリュフォーが取り上げるのが、
珍しくて興味深いですね。
完全な思想統制のとられた、
某国の未来社会。
この世界で>>続きを読む
製作から20年以上も経っているんですね。
理屈抜きで面白いから大好きです。
八百長がらみで足を折られ落ちぶれていった“黄金の右足”と呼ばれたサッカーの元エースストライカー。
街を歩いているときに>>続きを読む
大島渚の長編デビュー作ともいわれている作品です。
靴磨きで病気がちの母、知的障害児の妹と3人で暮らす中学3年生の少年正夫。
生活は極貧で、飼っている鳩が自分の巣に戻ってくる習性を利用して、同じ>>続きを読む
公開当時本作は批評家からの酷評にあい、
観客からも総スカンを喰らいました。
『ジョーズ』(1975)『未知との遭遇』(1977)と立て続けにメガヒットを連発したスピルバーグ監督は、もう一丁との意気>>続きを読む
第二次大戦中、
米軍には日系二世らで構成された442部隊があった。
そんな442部隊に配属された新任の将校グレイスン。
彼は、部隊の身体の小ささや、米国人では理解できない習慣などで日系人を卑下して>>続きを読む
武田泰淳の原作を、石原慎太郎が映画化を企画、脚本を書き、
篠田正浩が監督した一篇。
太平洋にある小島。
そこは昔、感化院でも手に負えなくなった少年らが島流しにあった島だった。
その小島に、ミシ>>続きを読む
血みどろスプラッシャー映画が雨後の筍みたいに公開されていた80年代。
’72年製作作品ながら、「エルム街の悪夢」の監督であることもあってか、’87年になってようやく公開となった怪作というか珍作。
自>>続きを読む
1975年の作品だが、日本公開はようやく1986年。
監督が「刑事ジョン・ブック目撃者 」が前年公開されたピーター・ウィアー。
当時幻の作品とされていましたが、「刑事~」のヒットに引きずられて公開さ>>続きを読む
1983年。
『戦場のメリークリスマス』と本作の2本が、日本映画としてカンヌ国際映画祭に出品され、大方の予想を覆して、本作がパルムドールを受賞しました。
奥深い山奥の山村。
自然信仰に基づくであろう>>続きを読む
少年のころ、グラマスな女性が営んでいる床屋に通ううち、彼女にとても性的なものを感じ、将来は床屋の女の亭主になると誓ったアントワーヌ。
大人になって、念願通り、街の床屋の女性マチルドと結婚することに>>続きを読む
ヒッチコック作品を彷彿とさせるなかなか上手な謎解きサスペンス。
ちょっとルール違反のところもあるが、そんなことは目をつぶって最後までゴキゲンに楽しめます。
スパニッシュ・プリズナー=スペインの囚人>>続きを読む
戦争の狂気を告発した作品は数えきれないといっていいほどありますが、それは時に悲劇だったり、時に哲学的だったりします。
この作品はそれをコメディにして見せた。
それもかなり辛辣でシニカルなコメディに>>続きを読む
1949年、米軍の空軍パイロットとして従軍していたジョー(ハンフリー・ボガード)が、8年ぶりに日本に帰ってきた。
彼は戦前、銀座で「TOKYO JOE]というレストランを経営していたのだ。
ジョー>>続きを読む
山崎朋子のノンフィクション小説『サンダカン八番娼館-底辺女性史序章』を原作に、社会派監督・熊井啓が忠実に映画化しました。
大正時代。
外貨獲得の目的もあり、貧しい家の若い(幼い)少女たちが九州長崎>>続きを読む
私の大好きな川島雄三監督が、
自ら愛するとんかつを題材に用いて描いた艶笑喜劇。
監督のとんかつ愛が伝わってくるグルメ映画ともいえると思います。
フランス料理の名店“青竜軒”を飛び出して東京の下町で>>続きを読む
川島雄三監督『喜劇とんかつ一代』の併映作。
こちらは橋本忍オリジナル脚本の極上サスペンスです。
すごい2本立てですよね、今考えると。
死刑廃止論者弁護士宗方(千田是也)の弟子浜野(仲代達也)は、宗>>続きを読む
第二次大戦末期、フランク・キャプラが監督した、
米軍のプロパガンダ映画です。
日本人が、いかにStrangeな民族であるかを、徹底的に誇張しています。
卑しく愚かで卑怯な日本人というイメージを>>続きを読む
心の養分が枯渇してきたときにはフェリーニを観るに限る。
彼が創造したものを想像しながら観る。
フェリーニ作品は心の栄養剤です。
結婚15年目を迎える裕福な家の妻ジュリエッタ。
その結婚記念日の夜、>>続きを読む
ロシア革命を描いたジャーナリスト「世界を震撼させた十日間」で有名なジョン・リードの半生を描いた物語。
製作・脚本・監督・主演は「俺達に明日はない」のウォーレン・ビーティー。製作準備期間15年、撮影2>>続きを読む