※ごめんなさい。
長くなっちゃいました
実は私は原作の結末は読んでいない。
いい意味で映画をオリジナルに近い状態で鑑賞することができた。
とはいえ原作ファンだったので実写化は不可能では?と懐疑的だ>>続きを読む
オリジナル・カラー版と比較する視点で鑑賞した。
今回モノクロ化に当たって特に期待したのは、物語の舞台である戦後まもなくという空気感がオリジナル版より強くなっているかということと、昭和映画の持つモノク>>続きを読む
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1920年にオクラホマ州で起こったネイティブ・アメリカン連続殺人事件に関わった白人男性を描くクライム・サスペンス。
アメリカ政府により故郷のミズーリを追われ、オクラホマに移住させられたネイティブ・ア>>続きを読む
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実は自分はジブリ映画をあまり観たことがない。
宮崎駿作品ならば、『ルパン三世 カリオストロの城 』、『風の谷のナウシカ』、ジブリ映画の『天空の城ラピュタ』はフェイバリットなのだが、『となりのトトロ』以>>続きを読む
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大正12年9月、関東大震災の混乱の中、千葉県福田村で起こった行商人大量虐殺事件を描く。
映画は、ほとんどの時間を使って讃岐(香川県)から千葉県にやってきた薬の行商人一行が流言飛語が飛び交う関東大震災>>続きを読む
【訂正した感想】
※当初あげた感想は後で考えると完全に大切なことを見誤っていました。
訂正感想をあげます。
下に訂正前の感想も載せておきます。
レナードは音楽家として成功しながらも、自身の性的趣>>続きを読む
1950〜80年代に至るアメリカの現代史の闇を、一人の殺し屋の目を通して描く。
マーティン・スコセッシ監督作品で、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシの共演映画という話題性から早く観た>>続きを読む
アメリカが密かにジュネーブのWHO内で培養していた病原菌に感染したテロリストが乗り込んだヨーロッパの国際列車をめぐるパニック映画。
本作公開当時はハリウッド製作のパニック映画が立て続けに大ヒットし、>>続きを読む
おしゃべり好きで好奇心旺盛な靴をはいた小さな巻貝のマルセル。
ある家で両親や仲間たちとコミュニティを作って平和に暮らしていたマルセルだったが、住民のトラブルに巻き込まれて他のみんなが行方不明になってし>>続きを読む
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※かなり長くなりました
お話好きで好奇心旺盛な小学校1年生のトットちゃん。
戦争にのめり込んでいく日本の社会を背景に、トットちゃんが通うトモエ学園での学校生活を描く。
まずトットちゃんが通うトモ>>続きを読む
パソコン画面上ですべてのドラマが展開する斬新な映画のシリーズ第2弾。
コロンビア旅行で失踪した母を、高校生の娘ジューンがパソコンやスマホのアプリやサイト、SNSを駆使して探していく。
前作1ではま>>続きを読む
カナダの母子家庭で育ったアラブ系の双子の姉弟ジャンヌとシモン。
突然亡くなった母ナワルが残した遺言書に書かれていたのは、自分たちの「父」と「兄」を探すこと。
静かに母が亡くなったところから始まる物語は>>続きを読む
1989年、公開後間もなく鑑賞。
その時は松田優作の鬼気迫る演技に圧倒され、これから世界で活躍するであろう松田優作の未来に思いを馳せた。
しかし数日後、松田は急逝(ファンにとっては急な出来事だった)。>>続きを読む
映画のすべての場面が、パソコンのサイバー空間のマルチタスクで描かれている異色のサスペンス・スリラー。
一人娘のマーゴットと突然連絡が取れなくなった父親のデイビッド。
娘の行方を探すため、デイビッドは>>続きを読む
サーカスで平和に暮らしていたロバのEOは、動物愛護活動家らによってサーカスから引き離され孤独な旅を始める。
ロバの目線で描くロードムービーという異色の映画。
途中抽象的な表現と美しい自然がそれぞれ映>>続きを読む
1934年、満州国ハルビンを舞台に、ソ連で訓練を受け密命をおび潜入した4人の共産党スパイと満州国特務機関との駆け引きを描く。
スパイ活劇と言いながら、展開は極めてリアルに徹していて硬質。
途中アクシ>>続きを読む
第一次世界大戦、ドイツ・フランス両軍が塹壕戦で睨み合う西部戦線の現実を一人の青年兵士の目を通して描く。
第一次世界大戦中のドイツ、青年パウルは仲間とともに国のためという勇ましい気持ちと自分だけ仲間外>>続きを読む
全編、戦国という時代の持つ残酷さ、人間のあさましさをこれでもかという勢いで描いていて、その泥臭さはテレビドラマなどとは比較にならないほどのリアリティが感じられる。
冒頭から北野映画ならではと言える暴力>>続きを読む
昭和31年、土俗的な山村の日本の政財界を牛耳る一族の謎に、東京から来た血液銀行の社員・水木と後の目玉おやじが迫っていく。
一族の当主の死に始まる相続争いと怪事件の数々はまるで横溝正史の世界観で、日本>>続きを読む
伝奇的ムードの漂う山村。それに相反するように建設された廃棄物処理施設が異様なムードを漂わせる。
その村で生まれ育ち廃棄物処理施設で働く暗い過去を持つ青年・優。
すべての登場人物は一癖も二癖もあり、誰>>続きを読む
埼玉県をディスりまくった『翔んで埼玉』が、第2弾ではこともあろうに何の関係もない関西に進出。
関西府県の微妙な関係に余計な口をはさんでディスりまくる。
公開前の謝罪イベントでは、スタッフ・キャストが>>続きを読む
1942年1月20日、ドイツ高官が集まり「ユダヤ人問題の最終的解決」、つまりユダヤ人の大量虐殺の方法を議題に実際に行われた「ヴァンゼー会議」の模様を淡々と描く。
軍人や官僚からなる高官たち参加者は、>>続きを読む
92歳のおばあさんを介護施設へと送り届けるため、パリを横断する仕事を請け負ったタクシー運転手。
おばあさんと運転手が最初はよそよそしかったにも関わらず、だんだんとお互いを理解し合う関係になっていく1日>>続きを読む
一本の映画を観たことで映画をこよなく愛すようになった少年サマイ。
映写技師と偶然仲良くなり、学校をサボって映写室から映画を観る展開ゆえ、インド版『ニュー・シネマ・パラダイス』と呼ばれるのもわかる。>>続きを読む
本編で続く"殺し屋"のモノローグは、同じ言葉を繰り返し、ときに全く違う言葉を挟みながら延々と続いていく。
殺し屋のしていることは自分と大切な人を守るための防衛であり、復讐でもある。
デヴィッド・フ>>続きを読む
1991年、内戦が激化したソマリアの首都モガディシュ。
韓国と北朝鮮両国の大使館員は、意図せず国外脱出するため協力することになる。
韓国と北朝鮮は休戦中の敵国なので当然なのだろうが、アフリカの彼方の>>続きを読む
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※長くなりました
個人的な意見だが、初代ゴジラから国産ゴジラ映画とは「日本人の戦争の記憶」だと思っている。
アイドル化した昭和ゴジラも「戦争の記憶」を積極的に忘れようとした高度成長期の空気感だ>>続きを読む
本作公開当時は黒澤明の原作権があちこちで買われ黒澤リメイクブームが続いたのだが、映画、ドラマともどの作品も惨憺たる出来栄えで見るに耐えなかった。
本作も公開当時観て、あまりのひどさに開いた口がふさがら>>続きを読む
ある事件をきっかけに中学校の教師5人が、体育の授業中に教室で秘密の「生徒の持ち物検査」を始める。
映画はほとんどひとつの教室から出ることなく展開する密室劇。
小さな伏線がばら撒かれ、それがまるでパズ>>続きを読む
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新作ゴジラ公開を前に再鑑賞。
昭和8年、日本を象徴する巨大戦艦の建造に待ったをかけた山本五十六。
山本にその数学の才を買われた天才・櫂直が巨大戦艦の建造を阻止し、ひいては日本の戦争突入を食い止めよう>>続きを読む
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歌えて人の言葉を理解できるのに、引っ込み思案で人前では歌えないクロコダイルのライル。
しゃべることはできないライルと少年ジョッシュやその家族が、いろいろな勇気を取り戻していく姿を描く。
まだ小さかっ>>続きを読む
今回もちさととまひろ女の子の殺し屋二人のゆる〜い生活と闘いを描く。
今回の敵はゆうりとまことの男兄弟のバイト殺し屋。本職の殺し屋を倒せばバイト生活から抜け出せると信じて、ちさととまひろを付け狙う。>>続きを読む
実在した悪魔祓いエクソシスト"ガブリエーレ・アモルト神父"の実話に基づく物語。
ローマ教皇直属のチーフ・エクソシストと最凶の悪魔が対決する。
実在の人物の物語と聞いて、本家フリードキン版『エクソシス>>続きを読む
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映画で起こる事件は、すべて父親の葛城清(三浦友和)の独りよがりな人生観が引き起こした出来事だと思う。
清は昭和の男にありがちな「男」とはこうあるべきという狭い視野でしかものを考えられない人間。
清は>>続きを読む
超高額の懸賞金をかけられ、世界中の暗殺者から狙われることになったジョン・ウィック。
二転三転するストーリーは、敵と味方が目まぐるしく入れ替わりながらスピーディーに展開していく。
クライマックスの舞台が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ゴジラ"平成vsシリーズ"の起点となった記念碑的作品をリアタイ以来の再鑑賞。
リアタイしたときは『メカゴジラの逆襲』から10年ぶりのゴジラ映画ということで期待に胸を弾ませて劇場で鑑賞したが………
あ>>続きを読む