クリーニング店を営むサンヒョンは、ドンスと共謀して施設の赤ちゃんポストに入れられた赤ちゃんを横流しして金にしていた。
ある日ポストの前に置き去りにされた赤ちゃんのウソンちゃんをいつもどおり横流ししよう>>続きを読む
親友のマリコが自殺したことをテレビで知ったシイちゃんことシイノトモヨ。
シイちゃんは、子どもの頃からマリコを虐待していたDV加害者の父親の元にある遺骨を強奪し、生前マリコが行きたがっていた岬から海を見>>続きを読む
トランスジェンダーの凪沙は故郷を離れて東京で何とか自分らしく生きていた。
そんな凪沙は育児放棄された親戚の中学生・一果を一時的に預かることになる。
「子どもは嫌い」と言い切っていた凪沙と、ことあるごと>>続きを読む
人里離れた砂漠の真ん中にそびえ立つ地上600メートルの古びたテレビ塔。
クライミングで夫を失い酒浸りになっていたベッキーを友人のハンターは、そのテレビ塔の頂上に登る動画をサイトに投稿する目的で誘う。>>続きを読む
アルツハイマー病を患う母・百合子(原田美枝子)を介護する息子の泉(菅田将暉)。
介護される側と介護する側双方から認知症介護という今どこにでもある当たり前で、しかし大きな苦しみと悲しみに満ちた物語を描く>>続きを読む
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メジャーリーグのベテランスカウトマンのガスは、避けることのできない老いとそれに伴う病気で球団からはスカウトとしてのキャリアの終わりを匂わされていた。
一人娘のミッキーは弁護士として昇進のかかった大切な>>続きを読む
武田信玄により国から追放された武田信虎の最晩年から勝頼の死による武田家の滅亡を描く。
武田信虎は追放されるところまではいろいろな作品で描かれているのだが、その後のことはほとんど知らなかったのでそこは>>続きを読む
あまりに多くの、しかも多彩な仕事をしてきた"マエストロ"エンニオ・モリコーネ。
絶対音楽から異端と揶揄されていた映画音楽の地平を切り開き、現代の映画そのものの在り方を作り上げた一人として絶賛の声は止む>>続きを読む
敏腕弁護士マーティン・ベイルはカトリック大司教の惨殺事件の犯人アーロンの弁護を買って出る。
第一級殺人罪で死刑を求刑されたアーロンを無罪にするためありとあらゆる手を使って弁護するマーティンだったが、証>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
こんなにも悲しみの深い映画だっただろうか?
子どもの頃、45年前に見た『オルカ』は、その約2年前に公開されモンスターパニック映画ブームを起こしたあの『ジョーズ』と同じジャンルに位置した映画だと思って>>続きを読む
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小さな広告代理店で激務に追われる日々を送っている吉川朱海は、憧れの女性のいる大手広告代理店への転職を考えていた。
そんなある月曜日、2人の後輩社員から今の1週間が何度もタイムループし繰り返されている>>続きを読む
「エスターの正体が驚愕!」という一点突破の前作映画『エスター』だったので、ネタバレもしていて今さら前日譚もないだろう、などと思っていたら完全に予想を裏切られた。
リーナがエストニアの療養施設から抜け>>続きを読む
記憶のない暗殺者『ジェイソン・ボーン』シリーズ第3弾にして完結編。
『アイデンティティー』『スプレマシー』と観てしまったら本作を観ないわけにはいかない。
再びCIAの前に姿を現した最重要人物ジェイソ>>続きを読む
売れない小説家の久田は、ゴーストライターまでして食いつないでいる。
そんな久田がサバの缶詰を見ると思い出す小学生時代、一人の友だちと過ごした夏。久田は思い切ってそのことを小説に書くことにする。
主人>>続きを読む
第1作『ボーン・アイデンティティー』のラストで、自身の過去はわからないままだが愛するマリーと隠れて生きることを選択したボーン。
しかし2年が過ぎたころ、ベルリンでCIAエージェント殺人事件が発生、容>>続きを読む
言わずと知れた1962年デヴィッド・リーン監督ピーター・オトゥール主演の名作であり代表作。
私はこの映画、恥ずかしいのだが最後まで通して観るのは今回が初めて。DVD、Blu-rayと買い揃えながら、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
殺人を犯し13年の刑期を終え社会に戻ってきた三上正夫(役所広司)。人生のほとんどを裏社会と刑務所で過ごした男にとって現代の社会生活は決して甘いものではなかった。
直情型で粗暴な三上には白か黒しか価値>>続きを読む
冒頭第二次世界大戦末期、若きインディの「ロンギヌスの槍」を巡るナチとの争奪戦が描かれる。
若いハリソン・フォードはCGらしいがリアル。過去にお蔵入りにでもなったエピソード?と疑いたくなるほど自然。
ア>>続きを読む
太陽フレアの活動によりオーロラがニューヨークに現れた1969年、消防士のフランクは危険を顧みず人命救助に向かい殉職してしまう。
それから30年後の1999年、再びオーロラがニューヨークに現れたその時>>続きを読む
IMFエージェント、イーサン・ハントシリーズ第6作。
ソロモン・レーンの逮捕により敵組織「シンジケート」は壊滅したかと思われたが、2年後「シンジケート」の⽣き残り勢⼒はアポストル(神の使徒)と呼ばれ>>続きを読む
IMF(Impossible Mission Force不可能作戦部隊)の腕利きエージェント、イーサン・ハントの活躍を描くシリーズ5作目。
ベラルーシで大量殺戮兵器の奪還に成功したイーサンたちIMF>>続きを読む
物語は現代(昭和38年)建設会社で働く飯倉進の婚約者が自殺未遂をしたところから始まる。
進はそれをきっかけに飯倉家で代々記されてきた日記のことを思い出す。
"武士道"という名のもと、文字通り残酷な君>>続きを読む
人里離れた信州の古民家で老犬のさんしょと暮らす作家のツトム。
畑や山でとれた野菜や山菜で精進料理を作り、それを味わいながら紡いでいく映像の歳時記。
立春から始まり二十四節気季節ごとの旬の素材を使った>>続きを読む
ハイスピード・スパイ・アクション・ムービー、イーサン・ハントシリーズの4作目。
いきなりイーサンのロシアの刑務所からの脱獄シークエンスはハイテクギアを使ってのアクションの連続。
今作は前作までと比べ>>続きを読む
1980年代のイラン。
学校から帰った8才の少年アハマッドは友だちのノートを間違って持って帰ってきていることに気付く。
友だちは先生から明日ノートにちゃんと宿題を書いて来なかったら退学ときびしく言われ>>続きを読む
"サメの時代は終わった"
刺激的な惹句でサメ映画愛好家たちにケンカを売った問題作をやっと鑑賞。
原子炉の爆発で核に汚染され突然変異したカブトガニたちは人喰いカブトガニに変貌、街の人々を次々に食い殺し>>続きを読む
タランティーノ作品としては『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を先に観てしまったが、あの痛快なラストシーンの萌芽は本作にあったのかと納得。
第二次大戦時ナチ統治下のフランス。
「ユダヤ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1952年、両親に映画館に連れて行かれたユダヤ人の少年サミー。その映画は『地上最大のショウ』。
暴力描写や列車衝突という衝撃的なシーンにサミーがすっかりショックを受けてしまったと思い込んだ父バートと母>>続きを読む
認知症で記憶を失っている老婦人と彼女に毎日愛の物語を読み聞かせる老紳士。
読み聞かせているのは1940年の夏に出会い恋におちた男女の愛の物語。
裕福な17歳の女性アリーと製材所で働く貧しいノア。不釣>>続きを読む
映画全編が複層的で至るところに伏線が張られている作り方なので一見複雑で難解かと思わせるが、実はド直球の映画だと思う。
シングルマザーの麦野早織は息子の小学5年生になる湊の不可解な行動に"いじめ"を疑>>続きを読む
驚きのラストだった『THE WITCH/魔女』の続編と聞けば観るしかない。
とはいえ1もネタバレ厳禁なら続編の本作もネタバレ厳禁の驚愕展開。
数年前のバス旅行が修羅場と化すところから物語は始まる。お>>続きを読む
レイモンド・チャンドラー原作『長いお別れ』をロバート・アルトマンが映画化。
私立探偵のフィリップ・マーロウはメキシコに送った友人テリーの殺人容疑に疑問を持つ。
マーロウに夫を連れ戻すことを依頼する女>>続きを読む
イーサン・ハント・シリーズ第3弾。
自分は一応007シリーズ派を自認しているのだが、イーサン・ハントシリーズも十分好きなので楽しめれば文句などあろうはずもない。
イーサン・ハントも現役を引退、後進>>続きを読む
9.11テロから約10年が経過したある日、世界に再び驚愕のニュースが発信された。
テロ組織アルカイダの最高指導者ウサマ・ビン・ラディン殺害。
ニュースは驚きをもって受け止められたが、殺害の場所や詳細は>>続きを読む
ウェールズの田舎町。
スーパーとクラブの仕事と親の介護に明け暮れる何のときめきもない日常を送る女性ジャン。
クラブで耳にした「馬主」に興味を持ち、村人たち20人で共同馬主組合を作る。
全く素人のジ>>続きを読む
アメリカから亡くなった妻の祖国南アフリカにやってきたネイトと二人の娘。
父ネイトと長女は微妙にすれ違っていた。
そんな家族3人を待っていたのは密猟者に無惨に群れを殺され悪魔と化したモンスターライオン>>続きを読む