aikidoさんの映画レビュー・感想・評価

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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.5

青春と病気をテーマにした作品だと湿っぽくて重くなり過ぎ、お涙頂戴映画になってしまう難しいジャンルだと思いますが、独特で癖が強い主人公が語るポップで軽い物語なので、湿っぽさや重さは全くないですし、ヒュー>>続きを読む

ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

3.0

実話ということで鑑賞しましたが、テロにより突然妻を失ったアントワーヌの苦悩や葛藤、彼も普通の人間である為、周りの人や家族にも当たるし、憎しみに支配されそうになったりと、人はそんなに強くなく、怒りや憎し>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

ホラーをモチーフにし、バズるためなら何でもする現代の若者へ警鐘を促すような内容の物語が上手いなと感じましたし、緊張感や緊迫感、不安を煽る演出が素晴らしく、これからどうなるんだろうかと続きが気になるので>>続きを読む

ショータイム!(2022年製作の映画)

2.5

農場キャバレーといった斬新な発想がまさかの実話ということに驚かされたのと、嘘みたいな物語は映画向きだと感じたので、題材として面白いなと思いました。
また、内容も気軽に観られる田舎を舞台に笑いあり、感動
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.0

韓国版グット・ウィル・ハンティングでもあるし、セントオブウーマンっぽさもある名作映画を韓国流にアレンジしたような映画で、目新しさはないけれども手堅い構成の映画だなと感じましたが、既視感のある展開により>>続きを読む

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

4.0

主要キャスト5人が全員ユリョンではないだろうかと感じさせる心理戦や騙し合いが素晴らしく、引き込まれますし、台詞の半分以上をしめる日本語も、俳優陣のプロ根性の凄さで違和感なく普通に上手く、ここでも圧倒さ>>続きを読む

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.0

料理をテーマにした映画にも良作が多いですが、この作品も97分という短い上映時間の中で、料理と移民をテーマに重すぎず軽すぎず、絶妙なバランスで仕上げたヒューマンドラマになっており、見応えがありますし、最>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

1.0

別人に変貌を遂げたブレンダン・フレイザーの演技は圧巻で凄いなとは思いましたが、正直それだけが見所の映画で、自分には全く合わず、つまらなかったです。
また、身も心もあんなになるまでなぜ放っておいたんだろ
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.5

アイルランドの保守的な田舎街で、孤立している二人が偽装カップルとなることで、友情を育み、同性愛者をカミングアウトして生きるべきか気付かないふりをして隠して生きるか悩み、葛藤しながら人生の選択を決断して>>続きを読む

人生は、美しい(2022年製作の映画)

2.5

予告に惹かれ鑑賞しましたが、韓国版ララランドといった感じのミュージカル映画でしたが、不器用で無愛想な亭主関白な夫に最後まで感情移入出来ず、もっと素直になればいいのになと憤りしか感じられず、人生讃歌の内>>続きを読む

極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.0

ファン・ジョンミンとヒョンビンの組み合わせは良かったのですが、韓国映画らしさが薄く、コンパクトな上映時間の割にスピード感に欠け、テンポが悪かったのであまりハマりませんでした。
また、似たようなタイプの
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リバウンド(2023年製作の映画)

5.0

韓国のヒューマンドラマが好きで鑑賞しましたが、弱小バスケ部の奮闘を描いたスラムダンクのような奇跡が、まさかの実話ということに驚かされ、内容も友情・努力・青春といった少年ジャンプのような王道な物語が激熱>>続きを読む

僕の特別な兄弟(2018年製作の映画)

4.0

実話を元にしているとのことで鑑賞しましたが、俳優陣のハイレベルな演技と後半にかけて盛り上がっていく演出、互いを補い合う二人の絆を魅力的に描いたドラマや二人が特別な兄弟であることがよく分かる丁寧な演出も>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.0

スポーツ映画で感じられる友情・努力・青春等の胸を熱くするようなカタルシスは皆無で、ひたすらに重く苦しい物語がしんどく、想像していたスポーツ映画とは180度違った内容に衝撃を受けましたし、好みのタイプの>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

2.5

前半は若いカップルのイチャイチャを見せられて退屈だなと思っていましたが、途中からこれまでの映画のあるある展開を覆す、二転三転する先の読めない定番崩しの展開になっていき、最終的にはホラー版アベンジャーズ>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

2.5

前評判が良かったのとテーマに惹かれ鑑賞しましたが、初恋だった二人の絶妙な関係やラスト等、リアルで切なく、ドラマチック性やファンタジー要素が皆無の超リアリスティック恋愛映画で、人生は甘くないし、大人にな>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

テネットは難解な映画で、一度の鑑賞で全てを理解するのが難しい作品でしたが、今回の映画では、カラーと白黒で過去と現在を表現し、時間軸を交錯させた演出によりオッペンハイマーの伝記映画として分かり易く描写さ>>続きを読む

レモネード・マウス(2011年製作の映画)

4.5

スクールカーストでイケてない組の個性派メンバー5人が居残りで偶然居合わせたことからレモネードマウスというバンドを結成するといった映画ですが、家族に恋、友情や勉強といったティーンならではの悩みも描かれた>>続きを読む

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.0

極悪非道でゲスな悪役と過激なバイオレンス描写が韓国映画のあるあるかと思うのですが、そういった部分は健在で、凄腕ドライバーの女性が圧倒的劣勢ながらも子供を守りきれるかといった物語が、ハラハラドキドキのサ>>続きを読む

マイル22(2018年製作の映画)

4.5

先の読めない展開とコンパクトにまとめられたテンポの良さ、イコ・ウワイスのキレキレのアクションにリアルな銃撃戦やハイテク装備を駆使した最新鋭のチーム戦等、見応えだらけのアクション映画で非常に満足度が高く>>続きを読む

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.5

最高のバディが今度は大学に潜入するのですが、前作よりもコメディ要素や警部のキャラが進化しており、終始笑わされましたし、爆笑させられるネタも多くて、かなり面白かったです。
また、シリーズ両方とも面白いと
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

壮大で重厚感のある大音量の音楽やティモシー・シャラメやレベッカ・ファーガソンやジョシュ・ブローリン等のハリウッドを代表するオールスター共演の贅沢なキャスティングに、ド派手で大迫力のVFX等、エンターテ>>続きを読む

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

4.5

若手の警察官二人が潜入捜査で高校に潜入するといった映画ですが、チャニング・テイタムやブリー・ラーソン、ダコタ・ジョンソンにジョニー・デップ等、キャストの豪華さに驚かされました。
また、バディムービーや
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

前半は退屈でこれはハズレかなと思っていたら、二転三転するストーリーとキングスマンを彷彿とさせるアクションが面白く、見応えがありました。
また、前半はつまらなかったけれども後半から急に面白くなり、ある一
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.5

前半は不穏で不気味な感じが続き、これからどうなるんだろうと先が気になりますが、中盤からダレ、飽きがきますし、ラストもびっくりするようなどんでん返しや展開があるわけではなく、完全な出オチ映画で、正直つま>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

2.5

ステイサム主演ということで鑑賞しましたが、スパイ映画なのに主人公が強過ぎてピンチや危ない場面が全くなく、ハラハラドキドキせず、スパイならではのスリルや騙し合いが弱く、核の部分で致命的な欠陥があるなと感>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

マダムウェブ誕生の物語なので、派手なアクションやスーパーパワーを駆使したバトルはなく、能力が覚醒するまでを描いたアクションはほぼない地味な作品で、マーベルらしさもヒーロー映画らしさも薄い作品でした。>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

チームは過去の屈辱からの再起で、監督は過去と向き合い前進する為の再起で、チームと監督両方の再生を描いた物語がテンポよくコンパクトにまとまっているのも良かったですし、奇跡のような話が実話というのも感動的>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

いじめを題材としているため重めの話ではあるけれども、ファンタジーな世界観と不登校になった7人の物語が上手く調和されていて見応えがありましたし、中学生ならではの不安や不安定な気持ちを丁寧に描写したドラマ>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

性差別や人種差別等、今よりも女性の地位が低く、過酷な時代を描いた映画でしたが、ミュージカルにすることでヘビーでシリアスな物語も表現が若干マイルドになり、感情が歌にのって伝わり、メッセージ性が強く、伝わ>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

4.5

必ずしも真実で人が救われるとは限らない法律の難しさを表現した勧善懲悪では語れない切なくも悲しい人間ドラマが魅力の作品ですが、そういった部分は健在で、ドラマよりスケールもキャストもレベルアップしており、>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

3.5

ジェニファー・ローレンスが好きなので鑑賞しましたが、彼女の体を張った演技に驚かされ、ここまで振り切ったパフォーマンスを披露した彼女に圧倒されました。
また、内容も明るいラブコメで頭を空っぽにして楽しめ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.0

女性の解放と成長を描いた映画だと思うのですが、過激な性描写と独特な世界観の奇妙な物語が自分には合わず、全くハマらなかったので、正直つまらなかったです。
ただ、見た目は大人で頭脳は胎児といった難役を体当
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

3.5

挑戦することや夢をみることの大切さを描いた映画で、丁寧に描写されたヒューマンドラマとレースシーンのスピードと迫力の融合が素晴らしく、見応えのある映画だったんだけれど尺の長さを感じたので、もう少しコンパ>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

2.0

観るのがしんどくなる類いの重く苦しい辛い三姉妹の物語で、かなり苦手なタイプの映画でしたし、感動も全く感じられず、温かな感動に包まれるヒューマンドラマを期待しただけに観たことを後悔しました。
ただ、音楽
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Saltburn(2023年製作の映画)

2.0

プロミシングヤングウーマンが面白かったので、こちらの作品にも期待していましたが、気持ち悪い映画の印象が強く、正直つまらなかったです。
ただ、バリー・コーガンの冴えない大学生演技は素晴らしく、狂気と異常
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