aikidoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

2.5

人種差別やアメリカの黒歴史を描いた実話を元にした物語ですが、3時間30分は流石に長過ぎましたし、起承転結はあるんだけれども大きな見せ場や動きがなく、淡々と進む静かな語り口が体感時間の長さをより感じさせ>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.5

ハイレベルなCGで描かれた近未来のビジュアルや世界観の圧倒的なクオリティと家族や愛をテーマにした普遍的な物語が感情移入し易く、共感出来、近未来SF作品ではあるけれども核となる部分は誰しもが身近に感じら>>続きを読む

君が描く光/ケチュンばあちゃん(2016年製作の映画)

3.0

泣ける映画との評判で鑑賞しましたが、感動して泣けるというよりは観ているのがしんどくなるタイプの作品で、涙よりも真実が辛すぎて可哀想との気持ちが先行してしまい、自分の涙腺には刺さらず、泣くまでには至りま>>続きを読む

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.0

Gleeのような映画かと思っていたら、新作ミュージカル発表までの奮闘をドキュメンタリータッチで描くコメディ色強めのミュージカル映画で、コンパクトなのは良かったのですが、全体的にあっさりしており、肝心の>>続きを読む

みんな元気(2009年製作の映画)

3.0

デニーロの自然な演技と豪華キャストの共演が見所ですが、起承転結が弱く、淡々とした静かな構成がテンポの悪さを感じさせ、短い上映時間のはずが、体感時間はかなり長く感じたので、映画としては微妙でした。
また
>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

前作に比べると敵が小物で物足りなさを感じるのとアクションが少なめで日常のほのぼのとしたシーンが多く、若干のテンポの悪さを感じますが、安定の勧善懲悪仕置き人スタイルは健在で、溜めに溜めただけに悪人に正義>>続きを読む

ハント(2022年製作の映画)

3.5

二重スパイを探し対立する主人公二人を盛り上げる二転三転するストーリーと最後まで誰を信じていいか分からない情報戦等、本格スパイ映画として硬派な構成と、銃撃戦や派手な爆発にカーチェイス等の組み合わせがエン>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.5

170分は流石に長く、アクションも似たようなシーンとキアヌのもっさりした動きに飽きてきますし、上映時間の半分以上がアクションシーンでも、退屈さも感じて飽きもするので、ストーリーあってのアクションが大事>>続きを読む

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.0

スパイダーバースで感じたようなアニメだから出来る表現やカット割りに流れるようなモーション、クールな決めポーズ等、アニメーションは素晴らしく、圧倒されますが、前半のテンポが悪く、退屈な場面が多いので、後>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

両親から理解されず、将来を不安視されている青年が、ゲーマーから現実のレーサーになるという不可能な挑戦を描いた映画のような夢物語が実話というのに驚かされましたし、困難や試練、トラウマを乗り越えた王道なサ>>続きを読む

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.5

冒頭のアクションから引き込まれ、格闘やカーチェイスに銃撃戦等、バラエティに富んだアクションの連続が長い上映時間でも飽きさせず、アクションだけでなくロマンスやサスペンスが入っていたり、どんでん返しもある>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.5

強い女性が悪い奴らを倒していくハードボイルドなアクション映画ですが、ポップな音楽とカラフルな世界観に、意外にコメディ多めでノリが軽いので、見易い作品だなと思いました。
ただ、グロ描写は結構容赦がないの
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.0

キャストが豪華で、オールスターの演技が見所ではありますが、物語は起承転結が弱く、ずっと平坦な展開が続くので、退屈で、大きな山場もない為、眠気を感じますし、正直豪華キャストの共演以外は見所がない映画だな>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.0

予告が面白そうだったので鑑賞しましたが、アトラクションに詳しくもなく、思い入れも特にないので、刺さる部分があまりなく、映画としての面白さはまぁまぁかなといった感じの作品でした。
ただ、悲しみを抱えた主
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

5.0

冒頭の2001年宇宙の旅のパロディから始まるオープニングで笑わされて楽しませてもらい、掴みからインパクト大で、終始飽きさせないコメディ全開の作品なんだけれども、コメディだけでなく、バービーランドの否定>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

2.5

ここで終わりなのといった中途半端なラストと放置プレイのような物語の結末の唐突さが気になり過ぎて受け入れられなかったのと、親世代の子供への強要もしんどかったので、自分には合わず、退屈に感じられる時間も長>>続きを読む

あなたがここにいてほしい(2021年製作の映画)

2.5

ネットに投稿された実話小説を元にした映画というのが気になり鑑賞しましたが、リューの不器用さと本当にその選択しかなかったのかと彼の理不尽さともっとリンと話して自分の思いを伝えろよといった歯痒さと、ずっと>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.0

ナチスドイツ、ホロコーストといった重いテーマを短い上映時間の中に上手くまとめており、コンパクトで観やすい作品に仕上げてあるなといった印象の映画でしたが、テーマがシリアスなだけに気軽に観られる映画ではあ>>続きを読む

チア・アップ!(2019年製作の映画)

3.5

時間も短くて気軽に観やすいですし、爽やかな感動に包まれるハートウォーミング映画といった仕上がりの作品でした。
ただ、コンパクトにし過ぎた為か、あっさりし過ぎており、深い感動までは得られなかった点はヒュ
>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

最初からこちらを観れば良かったなと思える位、内容がカットされており、まさに完全版といった印象の作品でした。
ただ、通常版を劇場で先に観ている為、二度観の状態なので、初見の感動や驚き、衝撃は薄れてしまっ
>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

徹底した子供目線で描かれるソンとジアの友情の変化を短い時間ながらもあっさりし過ぎず、役者の演技と演出、脚本の上手さでキレイにまとめたレベルの高い映画で、韓国映画のクオリティの高さに改めて驚かされました>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.0

こういった事が現実に起これば世の中が明るくなって幸せになれるのではないかと思わせてくれるイケメン二人のラブコメで非常に観やすい構成でしたし、絵に描いたようなハッピーエンドも良かったです。
また、気楽に
>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.5

この映画は面白いや面白くないといったタイプの映画ではなく、こういった非人道的な行為が現在も行われていることに衝撃を受けましたし、目を背けてはいけない現実を知る為にも多くの人が観なければならない作品だな>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

5.0

トランスフォーマーシリーズは飽和状態で
、飽きていた所にリブートでシリーズ最高傑作のバンブルビーが製作され、持ち直してきた所に、今回のビースト誕生ということで全く期待せずに鑑賞しましたが、想定外の面白
>>続きを読む

ビューティフル・レターズ 綴られた言葉(2011年製作の映画)

3.5

手紙の素晴らしさや言葉のパワーを再認識させられる映画で、今では主流ではないけれども改めて手紙の良さや力強さを感じられる短い時間でサクッと観られるヒューマンドラマといった仕上がりの映画でした。
また、短
>>続きを読む

おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

1.0

感動させられる作品で調べていたらヒットしたので鑑賞しましたが、ワガママばかりのクソガキが終始不快で、ハチャメチャでわがまま放題なので、憤りしか感じられず、フラストレーションばかり溜まってしまい、全く感>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

ホラーというよりも脱出映画という印象の作品で、メインテーマは兄妹の絆や少年の成長で、ホラー要素はあくまでツールで、本当に描きたかったのは人間ドラマの方だったんじゃないかなと僕は感じました。
ただ、家族
>>続きを読む

ドリームズ・カム・トゥルー(2006年製作の映画)

5.0

あっくんさんからご紹介頂き鑑賞しましたが、王道で嫌いな人はいないんじゃないかと思える爽やかで深い感動も味わえる最高のヒューマンドラマで大満足でしたし、久しぶりに上質で素晴らしい映画に出会えて嬉しくなる>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.0

面白いとか面白いではなくドキュメンタリー映画の様な考えるきっかけになる骨太社会派映画で、希望や勇気、パワーを与えてくれ、非常にメッセージ性が強く、世界中のMeToo運動を爆発させたのも納得の映画だと感>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

2.0

監督とティモシー・シャラメ目当てから劇場で観たかった作品ですが、R18でカニバリズムをテーマにしており、グロ耐性の薄い自分が鑑賞に耐えられる自信がなく、劇場での鑑賞は避けていましたが、アマプラで観られ>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.5

予告に魅力を感じ、全く前情報無しで鑑賞しましたが、よく出来たサスペンス映画で、ヒューマンドラマとしてもミステリー映画としてもよく練られており、集中し、のめり込んでしまう程に隙のないハイレベルな作品で、>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

2.0

全く怖くないし、ホラーというよりも老いの醜さと若さへの執着をこってりなエロ・グロ満載で描いた気持ちの悪い映画で、カタルシスや爽快感とは皆無のただ不快な気分にさせられる作品で、苦手なタイプの映画でしたし>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

ミッションインポッシブルシリーズは毎回安定した面白さで、トム・クルーズ自身で挑むスタントアクションもリアルさを追求した本物の迫力で見応えがあり、毎回楽しみにしていて、今回の作品も映画館での上映を楽しみ>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.0

リアルタイム世代ではないですが、シリーズは全て観ており、ハラハラ・ドキドキ・ワクワクさせられるアクションアドベンチャー映画として好きな作品なので、公開を楽した自分の感想ですが、納得出来る内容ではなく、>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.5

前評判の高さとダークナイト以来の傑作との情報からかなり期待値を上げた状態で鑑賞した結果、確かに面白いしサプライズやカメオ出演のオンパレードで楽しい部分はあるんだけれども、消化不良でタイムパラドックス系>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

独特の映像表現や流れるような滑らかなアニメーション等、土肝を抜かれた秀逸な描写は相変わらず素晴らしいのですが、一本の映画として綺麗に完結した前作に比べると続編ありきの前編といった構成の作品で、大事な部>>続きを読む