淡い赤色に照らされるフランシスの瞳
イーダを救えなかった自分こそ死ぬべきだと責めている
善を行いたいのにどうにもならないつまづきが転がりハンマーが彼を襲う
よくない場所でよい人間であろうとするな
…
フランツ、もう一つの「その後」。
ブルハン・クルバニ。
ファスビンダーによる13時間超えの巨編、『ベルリン、アレクサンダー広場』。
弱者への現代社会の冷酷さと過酷さ─、“一度沈んでしまった者への、社…
何度目かのリブートだそうだけれども、原作小説、他の過去に撮られた映画は観ていない。調べ物をしようとも想わなかったので、生きるために必要な、想像する力をフルに活用し、レビューを書いてみたい。持たざる者…
>>続きを読む「ベッドとパターパンだけでいいのか?」
ドイツ映画の近年稀に見る傑作!
不法移民の青年フランシス。真っ当に生きるつもりで、アフリカからドイツへやってくる。しかし、ラインハルトと繋がったことから、麻薬…
ドイツ映画祭。
現代版リブート。
ドイツにおける移民の過酷な姿も盛り込んで
善人になりたい、なろうとするも、自身の中に棲む悪魔と天使に翻弄される男と
悪を囁き続ける男(共依存)と
魂で繋がる女(好…
これはすげー。ずーっと酔いながら見てる感じだ。3時間超え余裕やった。
ずーっと酔いながら、というのは登場人物の内に迫った会話や揺さぶりにかかる会話がパーン多めのカメラと妖しい照明で遺憾なく見せつけ…
示唆的なオープニングのライティング、ショット、音楽が完璧すぎて、そこから引き込まれてあっという間の3時間だった。
難民という立場ゆえの社会構造的な問題を避けて通るわけにはいかないのだろうけど、それ…
このレビューはネタバレを含みます
(c)Sabine Hackenberg, Sommerhaus Filmproduktion(c)Wolfgang Ennenbach, Sommerhaus Filmproduktion