暴力というかアクションの速度が物凄い。火事現場での消火活動そっちのけの殴り合いや、橋から飛び降りる賭けのシークエンスなど倫理観の欠如したバカバカしさが素晴らしい。ウォルシュは時々ソヴィエト派みたいな…
>>続きを読む帽子も煙草も道で売られている野菜らしきものも投げられるし、どうやらメロンも石も投げられたらしい。投げることが喚起する運動感が、この作品を楽しいものにしていることは間違いない。
いっぽうでホモソーシャ…
蓮實重彦が最近やたらと「いや私は女性差別主義者ではないですからね」みたいなポーズを取っている(ように見える)のはなぜなのかと不思議だったがこれを観たらミソジニー×ホモソーシャル×人種差別×右翼のマシ…
>>続きを読む構造は『彼奴は顔役だ!』と『男の塊』。モブシーン。素手で殴る。マスクマンも。タバコ爆発の小ネタ。英語の発音がなんか違うのはなんなのだろう。20世紀ピクチャーズの第1回作品、とのこと。「蛍の光」
蓮…
1933年。ラオール・ウォルシュ。
猥雑な街で主人公2人がご陽気に喧嘩するほのぼのムービーなんだけど、ガキはとんでもない差別主義者で女性嫌悪だったり、最後はなぜか米西戦争の志願兵となって愛国的になっ…
人間が人間を手当たり次第に殴り、葉巻は常に爆発する。猫に同一化する子供。この子供が劇中最強のミソジニストかつレイシスト。
ウォーレス・ビアリーが忘れられた人間になる瞬間は真に感動的なシーンであり、だ…