この映画は言葉でもって捉えることが難しい。言語が語りうる限界を超えて、映像が人間という存在に肉薄する映画に出会った感覚というか、何と言ったらいいかわからない。
酒とドラッグとタバコと音楽にまみれた…
このレビューはネタバレを含みます
別れられない恋人たちというテーマの、エッジの効いた台湾映画。
ドライな映像と、色々間違ってるけど美しい若さというのか、とにかくスー・チーが魅力的で。
自分自身はもう30代も半ばなのでそういう理屈抜…
高校時代からの腐れ縁みたいな彼氏との生活は、よく暮らしていたねーっていう感じね。
男の嫉妬深さが気持ち悪いですね。よく我慢してたよね。
2001年そんな感じだったよねーっていう懐かしさがある。
み…
クラブやヴィッキーが暮らす部屋など室内に人が密集している薄暗いシーンが多くヴィッキーの境遇も閉塞感に満ちているので、観ているこちらも実際息苦しくなって何度も深呼吸をした。
一転夕張の雪のなか戯れるシ…
主人公ヴィッキーの回想録。劇中に登場する夕張のキネマ街道は今もあるのか?あるなら行ってみたい。ストーリーはこれと言って大きな起伏はなく、画面も暗めなのでちょっと眠くなってしまった。映像をみるための映…
>>続きを読む4Kリバイバル上映で再見。恋人のDVを受けながらも、不貞腐れつつやり過ごす同棲生活を続けていく中で、やがてそこから旅立っていくスー・チーの姿が、切なくも爽快。侯孝賢が、かつての陰影に富んだ壮麗さから…
>>続きを読む90年代後半から、2000年入ってしばらくの頃、この映画で垣間見られる空気感… 、ここ日本でも似た雰囲気が漂っていた。
でもこの作品の主人公・ビッキーの恋愛事情は、ミレニアムというものを区切りに変…