おんちさんの映画レビュー・感想・評価

おんち

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

観終わって、よかったなぁ、とラストのあれなんだったんだ!?っていう映画。

映画として、わたしは好きだった。だけど分かりにくいなぁと思うところもたくさんあるし、役者も制作部の人が採用されていたりして、
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i ai(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなに青春映画だと思わなかった。思った以上に分かりやすかったしエンタメとして楽しめた。

GEZANのファンではないけれど、マヒトゥザピーポーは何曲か大好きな曲がある。この作品を観ていると、セリフと
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関心領域(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スタートから真っ暗な画面で始まって、なんて挑戦的なんだと驚いた。
直接的なユダヤ人虐殺の映像はなく、淡々とした裕福なドイツ人家族の暮らしが描かれる。

でも、映画を観ている間の不快な音で、否応なく収容
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天安門、恋人たち(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まだあまり整理がついていないけど、ぐちゃぐちゃしたまま書きたい。とても良かった。映画館で観られてよかった。

一番印象的だったのは、主演のハオレイがどの時代の表情にも説得力があったこと。フィクションだ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ミツバチのささやきを事前に鑑賞し、満を持して鑑賞。
こんなに爽やかな映画だとは思わなかった。爽やかなオジ×友情映画。というと一気に陳腐化してしまうかもしれないんだけれど、深さは当然の如くある上でそう呼
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

エドワードヤンの恋愛時代を観て、これは観ようと思ってたクーリンチェ。
前情報を入れなさすぎたため、実際にあった事件だったんだ、とか知らないし、スタートからなんか怖いし、どうしようこれ4時間もあるのに最
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

観始めてから、あーこれコロナ中に家でDVDで観たわーと思い出した。けど、やっぱり良かったし満員の映画館で終わって拍手が出る感じ、すごいよかった。

女の子が可愛すぎるんだよね。おじさんの敬虔さが危険を
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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自分の過去と照らし合わせながら観る映画だと思った。それだけの余白もあるし、記憶を引き出すトリガーのようなものが散りばめられていて、もちろんストーリーも素晴らしいんだけど、考え事せずに観ることはできるん>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

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友人のススメで鑑賞。バービーの世界観、役者たちもとてもハマっていてよかったし、男性を弱者として描くのがとても良かった。

フェミニズムの映画だと思って観たし、もちろん女性をエンパワーメントするのは間違
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コットンテール(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あんまりこういうこと言いたくないけど、良くなかった。ぐるりのことが大好きで、あの二人!と思って観てしまったけど、ぐるりのことを観直してお口直ししたい、と思った。

リリーフランキーにしろ木村多江にしろ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画としてはいいんだけど、観てる途中からめちゃめちゃ苛ついた。

吉祥寺育ちとしてはあの懐かしい駅の感じもたまらんし、90年代の空気漂う色彩感覚、アニメーションすべて素晴らしかった。

でも、自分自身
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人物もセリフももちろんのこと、映像も音楽も、映画の間中すべてを浴びまくった映画。処理しきれなくて、横文字の人名も顔も覚えきれなくて最初は困惑したけど、だんだんとわかってきて、最後は面白かった!となった>>続きを読む

クラム(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

良いだろうと期待して観たけれど、想像を超えてよかった。
ゴーストワールドのテリーツワイゴフ監督ということと、オタクが主人公だとフワッとした話を聞いていて、それだけで絶対に好きだと思った。ロバート・クラ
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ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)

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別れられない恋人たちというテーマの、エッジの効いた台湾映画。
ドライな映像と、色々間違ってるけど美しい若さというのか、とにかくスー・チーが魅力的で。

自分自身はもう30代も半ばなのでそういう理屈抜き
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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とにかくなんて可愛い姉妹なんだろう。かわいい。かわいすぎる。
多くは語られないけど、言外の演技と演出で、これこれ!映画はこうであって欲しい!という感じがして、映画マニアにファンが多いのがよく分かった。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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タイトルが微妙で悩んでたけど、夫婦の映画だという噂をどこかで聞いて、興味を持って鑑賞。

2時間半あったのを感じさせないくらい引き込まれる映画だった。会話がすごく多かったし、映像も音楽も、セリフも全体
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ビョーク主演の、モーレツに暗い作品という前情報で観た。救いがないと予め聞いていたので覚悟をして観たからか、ミュージカルが合間にあって落ちすぎずに観れた気がした(時々ああして上げてくれないとしんどすぎる>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何故か今更、観たくなった。暗い映画を観た後で、パラっとした映画を観たかったから、というのはある。

子供の頃から知ってたけど、いつの間にかブリジットジョーンズと同年代になったからあえて観たくなったのか
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誰も知らない(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

実際にあった事件をもとにしたストーリー。実際はもっと凄惨だったそう。

YOU演じる母親と、長男の柳楽優弥がすごく説得力があった。母親の悪気のなさ、ダメだと分かっていながら流されていくあの感じも、リア
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これは私の映画だ、と思った。そしてそれは私個人のものではなくて、現代に生きる女性のものなんだと思うし、この映画が話題を呼んでいるのはそういうことなのだと思う。

演出はファンタジックでグロテスク、ラブ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アキ・カウリスマキの作品を観るのは初めて。そして、前情報を全く入れずに観た。

北欧好きの私としては、映画全体のトーン、家の家具の一つ一つがすごくツボで、暮らしを映しているだけでグッときてしまう。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

良い映画だった。映画を作る人たちは、こういう映画撮りたいんじゃないか、と思った。大学生の自分が観たら、けっこう憧れちゃってガーンときてた気がする。

役者が皆素晴らしくて、みんなが持ち寄ったエッセンス
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

寝てしまった、、綺麗な映像と雰囲気は好きだったんだけど、セリフが少なくて心地良くなりつい、、

説明が少ないのと、夢と現実を行き来するので半分寝ながら観てた私からすると???が多かったけど、出てくる人
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スモーク(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

クリスマスに関連した映画との前情報があったので、せっかくなのでクリスマスイブに鑑賞。
物語の起点となる煙草屋を中心にオムニバス風に展開する。人の喜怒哀楽がすべて嫌味なく詰め込まれた映画だと思った。
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

寝てしまった。。撮影された背景や大筋は把握した上で観たので、途中からはちゃんと流れも分かった上で観られた。
監督自身が監督役で出演し、ドキュメンタリーのように展開する作品なので、最後はどんどん緊張感が
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

幼馴染で親友の二人。心の距離もそうだけど、物理的な距離がすごく近い。エドワードヤンの恋愛時代のモーリーを思い出す。危なげなくらい、スキンシップの多い関係。特にレオ。
それが、周りから付き合ってるのか?
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(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

重い。すごく重い。
作中で、もちろん殺人を行った犯人を美化することはないけれど、決して綺麗事ばかりではないことを描いていて、主人公に突きつけられたどこで線引きをするのか?を否が応でも考えさせられる。
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

邦画らしく、よくまとまっていい感じの映画だった。淡々としていてよかった。
しかし、瑛太が単なるいい人として出てくると、そんなわけないだろって思う。役者がみんな好きだった。リリーフランキーも江口のり子も
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

事前情報ゼロで観た。タイトルでどんな映画か分からず、こわごわと観たけどよかった。泣いた。
役者の人たちもみんなよかった。アフロもラッパーなのは知ってたけど、ちゃんと役者だったしハマり役だった。
震災が
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