エモい、エモいよぉ！
劇場であまりのエモさに涙がこみ上げた、2019年1本目の傑作映画。
もちろん「アンブレイカブル」「スプリット」の予習はマスト。
いや、正直「スプリット」を劇場で見たときは「いや続くんかい！」って思ったんですよ。しかもアンブレイカブルとがっちゃんこって、それは流石に金目当てすぎん？って。
すみませんでした。全然そんなことなかった。ていうかアンブレイカブルよりもスプリットよりも面白かった。
今作の主役は明確にタイトルロールのミスターガラス＝イライジャ。
アンブレイカブルではイライジャはヴィランの立ち位置で、情緒的な主人公はダンに置かれていた。
ケヴィンの話は（一人称的ではないけど）スプリットでだいぶ掘り下げてる。
イライジャの視点てまだ語られてなかったんですよね。
善悪の判断は置いておいて、彼は大きな志を持った天才なわけです。
アンブレイカブルの時点では（イライジャ自身の誘導によって）善悪の対立がフィーチャーされていたけど、今回は彼のその大きな志がフィーチャーされる。
天才が偉大なことを成し遂げる、その一部始終をこの精度で描いてくれて、体感できるというのは、もうそれだけで最高にワクワクして、素晴らしいことだと思うのです。
さらにその志、イライジャの目的はわたしたちの想像をはるかに超えてくる。
詳しいことは言えないけど、これには涙するしかなかった。
序盤はわりとツッコミどころも多いけど最後には大いなる感動が待っているので、未見の方は前2作を予習した後、シャマランを信じてぜひ見てください。
