ヒデ

オリエント急行殺人事件のヒデのレビュー・感想・評価

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)
3.6
「私の名前はエルキュール・ポアロ。おそらく世界一の探偵です」

名探偵ポアロシリーズを代表する列車ミステリー。

ここまで世界的にネタバレしている作品を映像化したのが凄い。原作読んだことない自分でもオチだけは知っていた。犯行動機は思った以上に哀しい理由で、最後の伏線回収は見応えがあった。被疑者たちの最後の晩餐風な座り方も良い。

撮り方もいちいちオシャレで、雪景色の街並みが美しかった。

全然関係ないけど、ポアロってベルギー人だったんだな…。


以下、セリフメモ。


「ポアロさん。3つの宗教の危機です。謎解きをお願いします」

「イスタンブールからロンドン直行ですか?」

「誰がなんと言おうと、この世には善と悪しかない。その中間はない」

「<気をつけるがいい。>だと…?誰の仕業だ?」

「俺は美術商だ。この業界に入ったばかりだが、ビギナーズラックで儲けてしまった。だが新参者だから目利きはできん。そこでちょっと顧客と揉めてしまった」

「ポアロ、俺の警護をしてほしい。俺は安心を買う」
「お断りします。悪人の警護はしない。あんたの顔がイヤだ」

「最悪の事態だ。雪の次はこれ(殺人)か…」

「寝る前にコーヒーを飲むほど警戒心の強い男が、ベッドで正面から12回も刺されると思うか?枕の下に銃まで隠してある」

「バルビタールだ。睡眠薬を盛られたようだ」

「"アームストロング誘拐事件"をご存じで?誘拐殺人犯カセッティは昨晩死にました。ラチェットの正体です」

「装飾!粉飾!それがバレそうになって秘書のアンタが殺したんだろう!」
「確かに俺は横領した。俺が自ら金づるを殺すと思うか?」

「あなたはオーストリア人でも工学教授でもない。誰の喋り方を真似てる?」
「…なぜバレた?地元の精肉店の親父がドイツ訛りでね」
「トリノの発音だ。ドイツ訛りで正しく言うなら"チューリーン"だ」

「全員人殺しではない。だが殺した者はいる」

「なぜ冬の列車が満席なのか。なぜ12ヶ所の傷口に一貫性がないのか」

「では誰がが実行したのか?全員だ」

「これが全貌です。無垢な子を殺した報い。命には命を。復讐です」

「絞首刑は私だけにして。私が幕を引く。みんな良い人たちよ。善い道に戻れる」

(銃を渡して)「罪を償わず自由でいたいなら、もう一つ罪を犯せばいい。私は止めない。私の口を封じろ」

「では罪の意識はどこに?」
「埋めました。デイジー(誘拐犯に殺された子)とともに」

「ここには殺人者はいません。傷を癒すべき人のみだ。犯人は暗殺者で、逃亡したと警察には伝えます。心安らかに」
ヒデ

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