KANA

フォエバー・フレンズのKANAのレビュー・感想・評価

フォエバー・フレンズ(1988年製作の映画)
4.0

11歳の時にニュージャージーの海岸で偶然出会った2人の女性の30年以上に渡る、女の友情物語。

シンプルによかった!最後は泣けた。

『ステラ』でもそうだったけど、ベット・ミドラーはこういうロックなキャラがハマるなぁ。
彼女演じる歌手志望のCCは自由奔放でわがまま放題なのに、コンプレックスの塊なのが見え隠れするところに愛おしさを感じずにいられない。
序盤の子役がベットそっくりでビックリ!
一方バーバラ・ハーシー演じるヒラリーは生粋のお嬢様で清楚系。でも決して気取ってはなく好感が持てる。

少女時代から大人へ。
NY↔︎サンフランシスコの文通と往来。
育った環境も性格も正反対の2人は、それぞれの人生で紆余曲折してもがきにもがく。
お互いに対しても嫉妬など摩擦が起き、大喧嘩して音信不通になる時もある。
ヒラリーも知らず知らずのうちにCCの影響でパワフルになっていって喧嘩もものすごい迫力に笑
でも、やっぱりどこか思いやりが作用し合って手に手を取って前進していくんだよね。

シゴト
オトコ
コドモ

いや〜どの局面も共感しかなかった。
出産シーンの立ち合いどうののCCの大騒ぎ、かなり笑えた。

クライマックスはレトロハリウッドらしくドラマチックな展開。
ベット・ミドラーの熱唱、そしてビーチで出会った時の回顧映像でジ〜ンと心温まる。
次から次へと試練が訪れる無常の世の中・人生で、私も親友を一生大切にしようと心底思った。

ゲイリー・マーシャルの中では『プリティ・ウーマン』の次に好きかも。
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