ヒデ

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのヒデのレビュー・感想・評価

3.9
「捜し出して殺すんだ。ナヴィ反乱軍のリーダー、奴らの言う"トルーク・マクト"、ジェイク・サリーを!」

ジェイクがナヴィの一員になって10年後、死んだ大佐がアバターとなって再びジェイクをぶっ殺しにやってくるお話。

1の時は恋愛要素があったけど、2は家族がテーマになっていてより面白かった!ジェイクと息子の確執や、子供たちの混血問題(差別)、大佐の子であり唯一の人間の子・スパイダーの葛藤などが入っていて、さらに世界観に深みが増した印象。特に「敵側のボスの息子」という業を背負ってしまったスパイダーの存在が皮肉が効いていて良かった。ただの悪役だった大佐が子に対しては情を見せるのも人間味があって良い。

最後の燃え盛る船上でのバトルもド迫力で凄かった。ジェームズ・キャメロン監督、タイタニックでの経験活きすぎ。海中に取り残された父を目にしたスパイダーの決断も嫌いじゃない。

個人的にロアク(息子)がクジラみたいなやつ(パヤカン)に刺さった銛を抜いて、二人の間に絆が生まれるくだりが成長を感じて好き。


以下、セリフメモ。


「海兵隊に敗北はない。殺されても地獄で復活する。"常に忠誠を"」

「お前のせいで兄貴が死にかけた。1ヶ月飛行禁止だ。戦化粧を落とせ」

「パンドラを人類の新たな故郷にする」

「ここで…お前の親父と俺の親父が戦った。あれはお前の親父(大佐)のマシンだ」

「大佐…見てください。指が4本。混血だ」

「子供たちには森が全て。ここを離れることなんてできない!」
「子供たちが殺されかけたんだぞ」

「我らはリーフの民。海の民だ」

「メトカイナは戦っていない。君たちの戦いを持ち込むな」
「家族を守りたいだけなんだ」

「海の道(ウェイ・オブ・ウォーター)には始まりも終わりもない。海はあなたの外にも中にもある。海はあなたの家」

「猟へ行こうぜ。岩礁の向こうまで」
「怒られちゃうよ」
「兄貴を誘うか?」
「…行こう」

「トゥルクンだな?命の恩人だよ、君は」

「やめてくれ!こんなこと(海の民の脅迫)はしたくない!」
「家を焼き払え」

「のけもののトゥルカンと絆を結んだな?一族の恥だぞ」
「違う、誤解だ。パヤカンは何もやってない!」

「ジェイク、お前には目をかけてやった。だが裏切った。人間を殺した。善良な仲間達をだ。お前の子供たちの処刑を躊躇いはしない」

「あなたがこの事態を持ち込んだのよ!あなたよ!」
「だから俺が決着をつけなくちゃいけないんだ」

「大変だ!ネテヤムが撃たれた!」

(ネテヤムが最期に)「父さん…俺…」

「君に強くなってほしい。今すぐにだ。強い心だよ。強い心を持つんだ。あの子達を助けよう」

「お母さんだ!ええ、そうよ。あなたのことを倒しに来たの」

「時間切れになるぞ、伍長。また一人子供を死なせたいか?」

(大佐に対し、スパイダーを人質に取ったネイティリが)「息子には息子を…!」

「サリー家は一致団結。それは最大の弱点にして、最大の強みだ」

「俺と一緒に行こう、スパイダー!!」

「家族を守ること。それが父親の役目だ」

「エイワは俺たちみんなを愛してくれてる。(返した息子の命が)失われるわけじゃない」

「君の息子は我らの祖先と共にいる」

「今や俺たちは海の民。ここが、俺たちの家だ」

「なんで泣いてるの?父さん」
「お前に会えて嬉しいだけど」
「僕も嬉しいよ、父さん」
ヒデ

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