このレビューはネタバレを含みます
原作の主人公が本作では荷風本人に置き換えられ、加藤茶風の津川雅彦が主演を務めている。宮崎美子が淑子表記の頃。『断腸亭日乗』の方は未読だが、おそらく映画化にあたり、反戦色が強い脚色となっている。
戦…
公開当時は濡れ場ばかりが話題となっており、
それなりに興味はあったものの
観る機会のなかった作品の一つ。
アマプラサーフィン中に偶然見つけ
気軽な気持ちで見始めるも
たちまち引き込まれた。
この…
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atg最後をかざるにふさわしい重鎮監督によるジャンル超越の異形作。あくまでもよい意味で。だ。そして。なにより。cgではなくマットペインティングが最高度の反戦の威力を発揮していて昭和特撮東宝フリークと…
>>続きを読む出てくる女優が皆さん凄い。恥ずかしながら知らなかった荷風の墓遺言(鷗外から耽美派一直線の系譜)。永井荷風に惹かれ、前知識無しで見た。
家の重圧と世相に逆らい女性に溺れ、文才を国や社会か評価しようが…
津川雅彦も墨田ユキも良かった。
アメリカに全てを焼かれてしまう前は、まだまだ日本独特のエロスとそれに伴う気品や礼儀までしっかりと存在していた。
いかがわしさすら、芸術か!
日本て凄かったんだなぁって…
墨田ユキさんが美しい。
永井荷風の気持ちもわからんではないが、約束を破るのは良くない。なんていう風に真っ直ぐに観たらいけない作品なんだろうなと。永井荷風の中の何かポリシーのようなものがそこにはある…