椎蕈

メタルマンの椎蕈のネタバレレビュー・内容・結末

メタルマン(2008年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

存在自体は知ってたけど、さらばのYouTubeに取り上げられてて気になったから観た。
時間は無駄になるけど、クソ映画として楽しめる範疇だったし最初からクソと分かった状態で見たら笑えて面白かった。
低予算なのが滲み出てて、自主制作なんじゃってレベル。

カイルが戦争モノのゲームを開発することに苦言をしたり、セバスチャンの野望に立ち向かおうとしてる正義感の強い博士に見えるけど、ただ単にメタルマンに相応しい学生を探してただけで無責任な発言が多過ぎるし、「申し訳ない」で突き通すところも本作1番の邪悪で笑える。
「僕の両親は生贄だっていうんですか!?」→「本当に申し訳ない」のくだりはギャグでやってるとしか思えないテンポ感。

時間が無いと連呼する割になんで時間が無いのか明かされない、なんで焦ってるのか分からないから逆に笑える。
登場人物ほとんどが時間なくて焦ってる。
時間がないから着脱機能付けれなかった、メタルマンのエネルギー源の液体に味付けが出来なくてクソ不味くなった、なのにその辺よりも圧倒的に高度な技術のステルス機能とかナノウイルスの脳改造とか、シールド機能は付けれてるガバガバ設定。

親を殺した相手と戦闘中に博士の「止めろ!殺してしまうぞ!」って言葉に対して「そのつもりです!」とか、セバスチャンがメッカテラーM48に言った「トドメを刺せ!」に対して「そうするよ!」って返して本当にトドメを刺したり、ちょこちょこメタルマンが地味にかっこいいセリフを言うのが腹立つ笑

会話は冗長だし無駄なシーンや描写も多いし、それなのに急展開という無駄しかない作品。
クソ映画界隈ではメジャー作品なだけあって、ただ単にクソなだけじゃなく普通に笑えるから見ててイライラとかはしなかった。
マリッサがガサガサ声で「ス゛テ゛ル゛ス゛」って言うところも笑ったし、エンドロールで空飛んでるのも面白過ぎる。
椎蕈

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