このレビューはネタバレを含みます
かなり楽しめました。
しかし、ほとんどの人にはタイトルさえ覚えてもらえず、埋もれていくんだろうなって映画です。
主に移民問題を取り扱っているんですが、明確に欧米人対アジア人という形が描かれている。
…
あの太った乱暴な男が中国人女性に「サムライー」と叫んでいたが、イタリアの片田舎では、その辺の区別はどうでもいいんだろう。狭い村だけに、偏見に満ちた変な噂がすぐに広がってしまうのが悲しい。満潮時に町中…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
<小さな漁師町に暮らす二人の移民の静かな愛>
脚本・監督のセグレはドキュメンタリー映画作家で、初の劇映画。
屈原を奉るお祭りでは、蓮の形をしてロウソクを立てた灯籠を水面に浮かべるという風習があり、…
このレビューはネタバレを含みます
イタリア映画。ストーリーも映像も、とにかく「美しい」。あまりに綺麗なストーリーで、リアリティに欠ける気もするんだけど、ヴェネツィアの街並みの映像の美しさが、そんなことをどうでもよくさせてくれる。
…
胸がきゅうっとする感じの映画でした。詩をテーマにした映画はやっぱりすごくしっとりして感動します。イタリア人のおじさんと、中国人労働者の関係が純粋であったかくて、お互い子供もいるからこそあんなに静かに…
>>続きを読む原題は『わたしはリー』、儚い出会いと別れ、孤独で詩を愛する二人、舞台はキオッジャはヴェネチアから約50キロほど南にある閉鎖的な島、日常のなかの社会の歪み、中国系移民の労働者、監督は社会学の研究者で移…
>>続きを読む静かで暗めで湿った空気。イタリアの港町に、幸薄そうな中国人女性。心細い不安さが共通点な老人。同じ人種ならこうはならない不思議な情が人生を少し変える。何処の国も人が不安に思う事は同じで、だから人と人は…
>>続きを読む