備前長船

ある海辺の詩人 小さなヴェニスでの備前長船のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

かなり楽しめました。
しかし、ほとんどの人にはタイトルさえ覚えてもらえず、埋もれていくんだろうなって映画です。
主に移民問題を取り扱っているんですが、明確に欧米人対アジア人という形が描かれている。
イタリア人は中国人に知恵を与えたのはマルコ・ポーロと言って馬鹿にしているが自分達のが馬鹿なのも知らないようだ。

かなりイタリア人のイメージが悪くなる人もでそうだ。
舞台は満潮になると海水で足元まで水没してしまうイタリアの港町。
当然風景は綺麗だが、豊かさや華やかとは縁が無い。
恋愛要素はほぼゼロ。
さらに見栄えのする出演陣も全くいない。
勿論そういう人選なのだろう。
それにしても日本ではやりたい放題の中国人もイタリアではかなりおとなしい。
さらにふてぶてしいイメージの中国人だが、ブローカーの中国人の言うことには黙って従うのは意外だった。
備前長船

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