ボリス・カーロフ演じる運び屋グレイの、前面に出ている「存在自体の不気味さ」は、なかなかだった。2カ所ある殺害場面での「歌声が止まる」「歌詞の内容を聞かせる」演出はどちらも印象的だ。
一方、グレイの…
原作者R・L・スティーヴンソンは『宝島』や『新アラビヤ夜話』など冒険小説もので広く知られている作家だが、『ジキル博士とハイド氏』やこの映画の原作『死体泥棒』のような悪趣味な話も結構書いている。
ジ…
全体的に画面が暗すぎない?光量不足とはこういうことなのかな。
花売り娘の見せ方が良い。あれはまさしくリュートンホラー的。闇をジーッと覗きこむ感じ。
子役が良いね。
ラストで教訓話にしようとするのは…
白馬の馬車に乗る男 グレイ
カーテンの先の闇 何処まででも
ボリス・カーロフ 唯一無二の怪物
チャーミングな眉と黒い眼差し、どこまでも憎く、殺し方が美しい、惚れました。
ヘンリー・ダニエル 正…
『人間は失敗を経験し悲劇に学ぶ。学問の道は暗闇から一条の明かりを目指す』
ボリス・カーロフ演じる冷酷非情な死体屋は言うまでもなく様になっていたしとことん不快だったのだが、私としてはドラキュラ役者ベラ…