初の長編作品ながら、もう確立されているハネケらしさ。不穏、不安の大洪水。
その人の考えていることはその人にしかわからないし、誰もがその人を完全に理解することはできない
自分の感覚を頼りに、いろんな答…
【どこにもない場所】
実際にあった事件をヒントに作られた映画だそうです。
要するに一家3人(夫と妻と娘)の心中ものなのですが、ハネケらしくというべきか、なぜ心中しなければならないのかは作品を見…
「ファニーゲーム」のミヒャエル・ハネケのデビュー作。
一家が一致団結して心中する話。そこに至る心の動きや理由は省かれていて、最後の急展開で観客にショックを与える仕組み(「TOMORROW 明日」を連…
ミヒャエル・ハネケの記念すべき長編第一作。映画も小説も作り手のすべては処女作にあり、といいますが、いかにも、その後に続く彼の作品の萌芽がありありと本作には認められます。長回しといい、被写体の帯びる不…
>>続きを読む親子三人が最終的に心中する話。
心中する理由の具体的な説明はなく、ラスト2~30分ぐらいは黙々と家の家具を破壊するシーンである。
さすがに特殊な構成すぎ!
重くて静かなこの映画の退屈さに耐えるの…