私は実はパゾリーニの作品の中で一番好きなのですが、映画のノウハウをまだあまり知らなかった彼だからこそなのか、とても文学的な作品。
私はこの作品で太宰治を思い出すし、後半など夏目漱石の夢十夜を想起する…
面白い
フェリーニの『青春群像』を彷彿とさせる三十路無職のダメ男たちを描いたネオレアリズモ的作品
「神を信じていれば飢えない」と言った2分後くらいに主人公が事故死したのは笑った
主人公がラスト数…
1
Pier Paolo Pasolini(1922-75)
Bach
《Matthäus-Passion BWV244》
《Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit …
ヒモ男が転落末期へと至る、救済御免のパゾリーニ初監督作。貧民窟(borgata)描写に各所で掛かるマタイ受難曲の屹立。
素人演技の横溢や、風紀紊乱の迫真場面と白昼夢カットのブツ切り接続など、素か狙…
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督作。
貧困に喘ぐ青年の末路を描いた人間ドラマ。
ピエル・パオロ・パゾリーニの長編初監督作品で、無職の若者の姿を通じて戦後復興に沸くイタリアにおける下層民の実情を浮か…
ヒモがついに働いたと思ったら、この晩に夢でヒモ友達に自分の葬式あげられるという。
真面目に働くということ即ち死を意味するんか…。
売春させたお金で生活する。処女好きなとこ、絶妙にキモい。子供に父親ぶ…
傑作。働いたら負けを体現するクズのお話。
奇しくも道に立つ娼婦のショットが一番決まっている。
仕事へ行った日の夜にクズ側の自分の葬式に出るというのが馬鹿馬鹿しくて好き。
「もう少し明るいところに…
☆ロッセリーリかパゾリーニか?
イタリア人監督で認めるのはロッセリーリとパゾリーニだけだ、とベルトルッチは言ったらしい。この無邪気であまり報われない発言はまずもって、周知のようにゴダールとヌーベル…
「アッカトーネ」
彼の長編一作目にした一番好きなパゾの映画の本作は彼に対し拍手喝采を浴びす。戦後の伊は裕福になり中産階級を生み出し成長してきた…その中に取り残された貧困層を本作は描く。社会が関…
トニーノ・デッリ・コッリの撮影が神。シルヴァーナ・コンシーニが暴行を受けるシーンの撮影がカッコ良過ぎた。真っ暗な夜の背景、車のヘッドライトだけが光源となり、もつれる人々を映し出す。フランコ・チッティ…
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