YouTubeで観られる44分のサイレント映画。
面白くて一気見。
チャカチャカした動きと唐突なセリフの画面、大袈裟な演技といったイメージがあるサイレントだけど、
こちらは洗練された画面表現が魅力…
1915年公開。なるほどグリフィスの「國民の創生」と同い年なわけだ。
サイレント映画を観ていると映画とは進化の歴史でないことがはっきりと分かる。その時々の正義を表現していたに過ぎず、早川雪洲の扱い…
シュトロハイム、グリフィスと共にサイレント映画の三大巨匠と呼ばれるセシル・B・デミル監督と日本人ハリウッドスター早川雪州、両者の大出世作。「國民の創生」と同年の制作。
若き日の早川雪州(当時29歳…
画面作りがめちゃくちゃ良くてだいぶ好きだった
障子の影のとことか、イーディスが新聞に載っちゃったらどうしよう…と考えてるところとかも楽しい
東洋のエキゾチックな魅力…ということでオリエンタリズムも…
浮世絵から抜け出したかの様な
妖艶の美貌。
非情な眼差し。
冷酷な笑み。
無慈悲なあしらい。
したり顔でくゆらす煙草。
狡猾にして卑劣。
手段を選ばぬ独占欲。
蛇蝎の如き好色漢。
東洋の神秘が…
映画の歴史を学ぼう第3弾。サイレントだけど45分と短めなのでサクッと見れた。
株仲介人の夫婦と象牙王が金の貸し借りで揉めるって話なんですが、セシル・B・デミルという監督が舞台演出の方でも実績がある…