「死ぬまでに観たい映画1001本」964+216本目
あらすじ
セーヌ河畔の本屋の主人レスタンゴワ(シャルル・グランヴァル)が、ブーデュ(ミシェル・シモン)の姿を見たのは、ある小春日和の日の午後だ…
生命を拾ってもらったのに傍若無人な態度でなりふり構わず恩人に迷惑をかけまくる。手塚治虫のばるぼらを想い出した。
とはいってもばるぼらにはちゃんと「ミューズ」としての役割があり、ブーデュはただやりたい…
『素晴らしき放浪者』(1932)初鑑賞。神戸映画資料館フィルム上映。ジャン・ルノワールの自由人讃歌。ミシェル・シモン演じる浮浪者がやりたい放題。今見るとちょっとモラル的にキツいところもあるが、流れる…
>>続きを読む水に生かされ水に還るブーデュの動物並みに自由で野蛮な態度はまるで水流でありブーデュ自身が川の化身のよう。結局ブーデュは何者で犬の行方は如何にって感じだが、枠に囚われない言動と予測不能な展開は意味深で…
>>続きを読む「蓮實重彦、青山真治らもオールタイムベスト10に挙げる大傑作であり、ヌーヴェル・ヴァーグの潮流にも大きな影響を与えた。」とのこと。
原題は「水から救われたブーデュ」。放浪者ブーデュを良いと思えるかど…
このレビューはネタバレを含みます
身投げを助けられた放浪者が感謝もせず、本屋の恩人の家に居座り、部屋は汚すし女には手を出す奔放三昧。主人に貰った宝くじが当たってメイドと結婚したその祝宴中にボートから転落したのを幸いに未練なくまた元の…
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