狭いフォンタイーニャス地区の中を延々回り続けるルーティン的な生活と、何度も繰り返される土地を去った妻に宛てた手紙の一節に見始めてすぐに時間の感覚を見失う。空が真っ黒なのに団地の壁に太陽の光が当たって…
>>続きを読むひたすらに反復。
不思議と見続けられた。この独特な世界に没入するかの如く。
ドキュメンタリーとフィクションの境界をあっさり超えてしまう。
にしてもラディカルで、映像に映る建物や風景がとても攻撃的であ…
馴染みが無さすぎるカーボ・ヴェルデという国からポルトガルへ移り住んだヴェントゥーラという1人の男の記憶をもとにアフリカ移民の苦難を映し出す。
絶対『ヴァンダの部屋』見てからの方がいいやつじゃん。一緒…
椅子が窓から落とされるファーストショットから一貫して、フレームに切り取られる空間の緊密さや深い暗闇に、底知れない存在感が漂う。
ところどころ意識が飛び家族関係とかちゃんと追えてないけど、塞ぎ込み腰を…
オープニングシーンの、窓から家具を棄てていくシーンがいい。画面の奥行きが常に先細りに見えるようになっており、それがやや下手側に尖っている。またローアングルからの見下ろし、見上げが多いのも特徴的である…
>>続きを読むジャケットにもなっている、不動産屋と主人公とのシーンは建物の白が眩しい。
それをみれただけでも私は満足しちゃった。
斜め下から覗き込むようなショットが多いのも印象的。
定点的にカメラを向けてる時のシ…
映像とセリフの、詩っぽさとドキュメンタリーっぽさ。地縛霊のように記憶を語る登場人物が、その土地の歴史とさらにその向こうにある過去の記憶まで甦らせる。
遠近のギャップ、独特な画角や色合い、空を切り取ら…
ポルトガルのスラムの話。
事前情報なく見たら、話か全くわからず不思議な映像とセリフただ浴びる感じだった。
あとから調べたところ、移民が暮らしていたスラム街を政府の施策で潰して団地に移住させた、と…