爛(ただれ)の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『爛(ただれ)』に投稿された感想・評価

『爛』(たゞれ)
Stolen Pleasure
1962(昭和37年)
大映

1913(大正2年)の徳田秋声の小説が原作。新藤兼人が舞台を現代に脚色。

外車セールスマン青柳(田宮二郎)には妻が…

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若尾文子の柔軟な演技力と、上品さも下品さもさらっと演じ切ってしまう存在にまたもや改めて魅入ってしまった。
嫉妬心も熱情も計算高さも実行力も兼ね備えた俗物の自己中心的な女を、何の不自然さもなく高いレベ…

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財力があり外見の良い浮気男を奪い合う女の争い。

男を取り合う理由が愛でもあるだろうけど、執着や嫉妬やお金やプライドみたいなものが根本に渦巻いていそう。
今作の若尾文子はやさぐれて達観しつつも気性が…

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クソクズ男の最悪浮気譚で胸糞は悪いんだけど、切れ味鋭いセリフが素晴らしかった。
浮気相手の女に対して「どうしても嫌だったら舌でも噛み切って死んだら良いじゃないの」すさまじい〜〜!

ストーリーには突っ込みどころはあるものの、増村保造の切れ味が楽しめる作品。浅井はクズだし女にモテるのは理解できる、そしていかにも''良い子''な姪、あれこそ正真正銘むかつく女。一見悪女で妖しいのに結…

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Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.5

この作品、若尾文子×増村保造監督の作品群の中でも素晴らしい映画‼️
本作は、脚本:新藤兼人、監督が増村保造で、本当に凄い若尾文子が見られる映画になっている。
増村監督は若尾文子について「追い込めば本…

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ymk

ymkの感想・評価

-

自分を取り合うためになぜか女二人が争ってるってシチュエーション、男の子ってさ、好きよね~。などと、肩をすくめてしまうものの、自分を取り合うためになぜか男二人が争ってるってシチュエーションを喜んで摂取…

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juri

juriの感想・評価

2.5

あやや演じる主人公は原作では大正時代の遊女という設定らしく、映画でのホステスよりも反骨精神の強い人物だと思われる。

お話は、まあよくある話だった。
私も経験あるけれど、なんで女っていうのは浮気され…

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深緑

深緑の感想・評価

4.0
そこに安心はない。奪ったから奪われてしまった。それこそが真実。
絞め技に蹴りの武闘派文子さま♡


食べ方、飲み方が汚くてとても良い
服の脱ぎ方が雑だったり履き物を揃えないとかも良い
新藤兼人の力技かつ空中分解しそうなところでギリギリ踏み留まってるいる脚本
終わり方が好き

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