演じる人たちの品やふんいきでうっとりしかけたが、物語にはなかなか感情移入できなかった。主人公のマチコさん、自分で夫を選んでおいて…選ぶ際も、なんども夫に「僕でいいんだね」と念を押してもらえたのに、や…
>>続きを読む淡島千景が大好きなので鑑賞。
小津安二郎『麦秋』のアヤと名前も一緒で性格も似ている。フットワークの軽さと現代的な価値観、はっきりした物言いが重い気分になるこの作品の唯一の癒しとして機能している。
夫…
オールスターすぎて顔面偏差値がカンストしているため、やたらクローズアップが多い。岸惠子の演技も、嬉しい時は上を向き、悲しい時は下を向くというように顔面に集中している。能面やん
岸惠子が悲しい顔を見…
松竹は千代に八千代に大メロの
ラヴロマンスに苔の生すまで
大庭秀雄監督が『哀愁』の雰囲気を模倣して製作した松竹メロドラマの大ヒット作。
どうも岸惠子が苦手なもんで…、有馬稲子だったら3.5にして…
東京大空襲で避難したときに偶然出会った男女が、お互いに生きていたら数寄屋橋で半年後に会おうと約束したことで始まる二人の悲愛を描いた、大庭秀雄監督による連作三部作の第一作目。
今では「君の名は」と言…
このレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
メアリー・カサットの絵画や『燃ゆる女の肖像』に描かれた桟敷席、『晩春』における能楽堂など、劇的な視線の饗宴は舞台芸術の領域で催されてきた。
本作で言えば、岸惠子が佐田啓二に視線を送るのは歌舞伎座で…
松竹株式会社