美しく歳をとる、ってよく聞く言葉ではあるけれど、シャーロット・ランプリングはその見本のような人なのでは。彼女の出演作は中学生の頃、「さらば愛しき女よ」をテレビで観たのが最初で、以来いろいろ観た。50…
>>続きを読むNo.1532 オゾンー7(2000年作品)3/31
2023.11.28視聴
ちょっと前に、忽然と消えるサスペンスを「忽然サスペンス」と名付けて、「こんな作品がありますよ」とレビューした…
やっぱり、シャーロット·ランプリングって、素敵だなぁとしみじみ思う作品でした。これは、年齢を重ねた人の方が沁みると思う。ストーリーは単純だし普通だと思うけど、シャーロットが危なげに演じるので目が離せ…
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"あなたは万物となってわたしに満ちる"
受け入れ難い喪失を直視できないわたしはあなたの生きた片鱗に触れ 夢うつつな多幸感に浸りながらもすこしずつ寂しさとどうして? の苦しみが積み重なり もうけらけ…
夫がいなくなったということを理解している。
けれど、日常的に繰り返す動作のなかに彼がいる気がする。
他の男と寝た時にも彼を感じる。
「あなたには重さがない」
シャーロット・ランプリングの視線の演技…
数年前に見て、ああ自分はシャーロット・ランプリング沼にはまってしまったな、と実感した作品。
常に柔らかな笑みが口元に貼りついているようなシャーロット・ランプリングが、夫と笑ったり、戸惑ったり、妄想…
長年連れ添った夫を海で失った一人の女性が、その現実を受け容れられないまま虚と実の狭間をふらふらと彷徨う様を淡々と描いた作品。これを単純な悲劇として描くことも可能だろうが、オゾンの語り口はあくまでも冷…
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