小学校高学年の頃。観たことないくせに、すげえ映画を撮るスピルバーグって監督がいる、と既に意識していた。強烈なインパクトがある「ジョーズ」や「未知との遭遇」のポスターを眺めながら、どんなんだろ?と心惹か>>続きを読む
会社の金を横領して逃亡中の主人公は、身を隠そうと妻の実家が所有する別荘に行くが、そこで妻とバッタリ。自首を勧められるが、離婚届にサインすることを条件に1週間だけ納戸に匿ってもらうことになる。次々に訪れ>>続きを読む
ミリアムは不老不死の吸血鬼。それぞれの時代に気に入った相手を見つけては、長く続く命を授けて恋人にしていた。現在の相手はイギリス人の美男子ジョン。ミリアムから授けられた命が若い姿を維持できるものだと信じ>>続きを読む
遅々として進んでなかった007シリーズを振り返るレビュー、あと2本。今回は「トゥモロー・ネバー・ダイ」。これが公開された年に淀川長治センセイが亡くなるのだが、なんかの解説で「もう私はトゥモロー・ダイで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
仕事がら、建物の平面図を眺めながらあーだこーだ言うことが多い。ミステリー小説読みながら、相関関係や部屋の位置関係をメモしてみたりもする。それだけにこの「変な家」が話題になった時にはちょっと気になって、>>続きを読む
1940年、度重なるロンドン空襲。クリスティは戦争中に多くの作品を書いたと伝えられるが、その中にミス・マープルの最終作、ポワロの最終作「カーテン」が含まれている。この2作はこの時期に発表されず、クリス>>続きを読む
1928年、離婚が成立したアガサ・クリスティはイラクに旅行する。その旅先で何があってその後につながっているのかを、前作「殺人の真相」に続いて妄想したドラマ第2弾。2番目の夫となる14歳年下の考古学者マ>>続きを読む
1926年、アガサ・クリスティは11日間行方がわからなくなる。多数の警察官も動員されたこの騒ぎは謎に包まれている。本作は、クリスティの私生活にまつわる謎に、こんなことやってたら面白いかも?という発想で>>続きを読む
山田太一の原作「異人たちとの夏」は、80年代に大林宣彦監督で一度映画化されている。亡くなった両親との再会という人間ドラマが心に残ったが、クライマックスのホラー映画ぽい映像が全体から浮いて見えてしまった>>続きを読む
個人的プロジェクト「名作映画ダイジェスト250」(ロードショー誌80年12月号付録)制覇計画のためセレクト。
うちの親父殿世代には、きっと思い出深い映画なんだろう。8トラック(懐)のカーステレオで、>>続きを読む
シャロン・ストーンがプロデューサー兼任、ニッポンのWOWOWも製作に名を連ねている90年代西部劇。
西部のとある町を支配するへロッドが主催する早撃ちトーナメント。町にやってきた女ガンマンのヘレン、鎖>>続きを読む
「奥さまは名探偵」を手がけたパスカル・トマ監督による「ゼロ時間へ」の映画化。アガサ・クリスティ映画は大好きなのに、今回はどうも気持ちが盛り上がらなかった。人気のある原作らしいが、僕はこの映画でお話を消>>続きを読む
海沿いの街のお弁当屋さんで働いているちひろさんを中心に、彼女をとりまく人々が少しずつ変わっていく姿を描いた好編。ネトフリで配信が始まって以来好評を目にしていて、そんないい話を一部だけのものにするなんて>>続きを読む
オドレイ・トトゥ主演の「ココ・アヴァン・シャネル」が恋愛を基礎に描いているのに対して、このシャーリー・マクレーン主演作は丁寧に伝記映画としてシャネルを描いている。「ココ・アヴァン・シャネル」で不完全燃>>続きを読む
「デュエット」は、カラオケ大会に集まる6人の男女を追った群像劇。賞金目当てのカラオケハスラーであるリッキーに元妻が亡くなったと電話が入る。葬儀場で初対面した実の娘リブを遠ざけるリッキーだが、2人は行動>>続きを読む
ランナウェイズが活動していた1970年代後半は、やっと洋楽に目覚め始めた頃。聴いてたのはBCRやAbbaとか健全なものが中心だった。洋楽に詳しい友達から、こんなひと言を言われたことがある。
😼「tak>>続きを読む
ファッション界で並ぶ者のない成功を手にしたココ・シャネルの若き日々を描いた作品。当時のフランスは女性の生き方にまだ真の意味で自由がなかった時代。映画で見る限り、男性にすがる生き方がよしとされていたよう>>続きを読む
「ローマの休日」以降のオードリー主演作で観たことがないのはあと数本。そのうちの一つが本作「パリで一緒に」だった。観るチャンスはなくもなかったけど、敬遠してたんだろうな。だって、ウィリアム・ホールデンが>>続きを読む
クリストファー・ノーランがオスカーを制した「オッペンハイマー」。これまでノーランはSF、サスペンス、アメコミ、戦争映画を手がけ、時系列と既成概念をぶち壊す大胆な演出で一時代を築いた。歴史に残るヒット作>>続きを読む
個人的プロジェクト「名作映画ダイジェスト250」(ロードショー誌80年12月号付録)制覇計画のためセレクト。
高校時代、吹奏楽部でこの映画の主題曲を演奏したことがある。日頃は主旋律少なめで、音を厚く>>続きを読む
「サン・セバスチャンへようこそ」を観て、女医役のエレナ・アナヤが気になった。予備知識皆無で手を出したのが本作「私が、生きる肌」。ペドロ・アルモドバル監督だから変わった映画なんだろう…と思いながら再生ボ>>続きを読む
いざ観てみればいい話だし、役者のいい仕事も見られるし、もちろん感動させられる。だけどついつい重いテーマを扱う日本映画を避けてしまう。別にお気軽なエンターテイメントだけを求めて観る映画を選んでる訳じゃな>>続きを読む
この映画を初めて観たのは中学3年の冬。映画雑誌を毎月買い始めて、興味のベクトルが多方面に無節操に広がっていた頃だった。欧州映画にも興味津々。ハリウッド製ヒット作ばかりが映画じゃねぇだろ、と映画雑誌を眺>>続きを読む
写真家デヴィッド・ハミルトンの作品をご存知だろうか。薄布の向こうから写したようなソフトフォーカスで女のコを撮る雰囲気のある作品たち。風吹ジュンや美保純、渡辺美奈代の写真集にも彼の作品がある。そのハミル>>続きを読む
16歳のニコール・キッドマンが見たかったのもあるけれど、この映画をセレクトした理由はもう一つある。80年代洋楽好きの友達と呑んでいて、この映画の話になり、こんなことを言っていたからだ。
👩🏻「「トップ>>続きを読む
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による「砂の惑星」第2作。4年前の前作は、この複雑で壮大な復讐劇の登場人物たちと舞台を示し、断片的なイメージをチラつかせて2作目への期待が高める意味では、申し分のない完成度の作>>続きを読む
「ジャズ・シンガー」といえばトーキー初期の名作として名高いミュージカル映画で、”お楽しみはこれからだ!”の台詞でも有名なアル・ジョルスン主演作がよく知られている。80年製作の本作は、ジョルスン「ジャズ>>続きを読む
リュック・ベッソン監督による新たなダークヒーロー(他の表現ないのかな)。好き嫌いは分かれるが、問答無用の荒唐無稽さが際立った「ルーシー」よりも、こちらの方が個人的には好み。
警察の検問で止められたト>>続きを読む
個人的プロジェクト「名作映画ダイジェスト250」(ロードショー誌80年12月号付録)制覇計画のためセレクト。
恥ずかしながら今回が初鑑賞😓
観る機会はそれなりにあったくせに。
映像が使われたMeta>>続きを読む
カトリーヌ・フロとアンドレ・デュソリエによるおしどり探偵シリーズ第2作。アガサ・クリスティの原作「パディントン発4時50分」は、ミスマープルシリーズの一編。原作では、家政婦に謎の屋敷への潜入を依頼する>>続きを読む
恥ずかしながら。山本薩夫監督作を実はあまり観ていない。今まで観ているのは「皇帝のいない八月」と「あゝ野麦峠」「氷点」。映画検定2級のくせに「戦争と人間」も観てないのか、とお叱りを受けそう😓。本作「白い>>続きを読む
他人の戯曲を自作だと偽って発表したベルトラン。出資者から第2作の催促がくるのを受け流しながら、のらりくらりと日々を送っていた。ある日、恋人の親が所有する別荘に、吹雪で立往生したカップルが忍び込んでくつ>>続きを読む
カンヌ映画祭でパルムドールを獲得し、米国アカデミー賞にもノミネートされたフランス映画。あらすじと不穏な空気しか感じられない予告編で、ただのサスペンス/ミステリーではあるまいと期待して劇場へ。
予告編>>続きを読む
小学生低学年の頃だったか。親に親戚の家に連れて行かれて、大人たちが話し込んでいる間、テレビがつけられた部屋で待つことがよくあった。そんな日に限ってトラウマ級に記憶に刻まれる番組が放送されていることがあ>>続きを読む
アガサ・クリスティの「おしどり探偵トミー&タペンス」シリーズの「親指のうずき」。舞台をフランスに翻案した映画化作品。好奇心の塊で疑問に向かって突っ走る妻プリュダンスと、騒動に巻き込まれる夫ベリゼール。>>続きを読む
個人的プロジェクト「名作映画ダイジェスト250」(ロードショー誌80年12月号付録)制覇計画のためセレクト。
主人公ウィリー・ローマンは62歳のセールスマン。販売の仕事で各地に出張を繰り返す日々を送>>続きを読む