怪奇的イメージが連発する変わった映画。ある意味ベルイマンらしくないというか、異色作。天井を歩くイメージや、目玉のイメージなど驚かされる数々の仕掛け。ちょっと抽象的すぎるというか、もうちょっとドラマを…
>>続きを読むリヴ・ウルマンは撮影時、懐妊していたらしいベルイマンとの蜜月期。バルト海の小島に夫婦で引っ越してきた画家夫婦。子どもの撲殺から一気に危険な雰囲気に。あまりに顔を接写するモノだから画面が狭苦しくて死に…
>>続きを読む孤島で静かに暮らす画家とその妻が、奇妙な出来事を通して心の闇に陥っていく様を描いた作品。
芸術家でありながら納得のいく作品を生み出せない夫ユーハンと、彼を献身的に支えながらも夫の元恋人への嫉妬を隠…
やっぱりマックス・フォン・シドー素晴らしい。
二人とともに我々も夢か現かさえも分からぬまま圧倒されるがままに一気に展開していく。その言いようの知れぬ拠り所のない恐怖は卓越している。とはいえ、前半は…
ベルイマンの作品は、毎回「こんな映画も撮れるんだ!」と思わせてくれてすごい。
恐怖に脅かされ現実と幻想の境が曖昧になっている夫。語りはつねに妻・アルマが行い、それを元に回想されていく話なので、本当は…
芸術家の抱える懊悩と夫婦間の奇妙な自己同一化を映した作品。
スヴェン・ニクヴィストが撮る幽玄で絵画的なコンポジションは思わずため息が漏れてしまう。
美しい画面構成に対して過激なまでの不協和音のコン…
現実か幻か。
画家のユーハンが失踪した。妻のアルマは彼が残した日記帳とともに振り返る。
冒頭から視聴者に語りかけるように始まる本作。アルマ役のリヴ・ウルマンは当時ベルイマンのパートナーでもある。…
このレビューはネタバレを含みます
男爵家の人々、ほんとイヤ〜なやつらだったなぁ!こういう、芸術家の苦悩を描いた映画ってたいていその芸術家に肩入れ出来ないんだけど、あいつらが不快すぎてユーハンがんばれ!ってなった。でも、結局あの一族も…
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