ある種の緊張感が漲っていて、穏やかな物語でも飽きさせない。
「言葉で語れぬものを語るのが音楽です。だから俗世のものではない。音楽が王のものではないことがお分かりかな」
「音楽は神のものですか?」…
17世紀フランス、ヴィオラ・ダ・ガンバの名奏者であり作曲家であった師匠の思い出を、一時期その弟子であった宮廷音楽家が語る形式の抒情的なバロック音楽劇。
師匠の娘と若き弟子時代の宮廷音楽家とのロマン…
芸術としての音楽、さらに、音楽の存在理由について、哲学的な考察が語られる格調高い作品🇫🇷ですが、とにかく色々美しい!
風物が美しい!
人物が美しい!
音が美しい!
目と耳と心が浄められるよう…
バロックに浸りました。余韻が素晴らしく幸せな気分が数日続きました。初めて聴くヴィオールの豊かな音色と繊細な響きに心奪われました。17世紀に実在したヴィオール奏者の巨匠サント=コロンブが弟子マラン・マ…
>>続きを読む俗世の音楽なぞ作らぬ!と隠遁暮らしをする生粋な音楽家とその弟子。禅問答のようなやりとりと、天才かつストイックなまでの美への探求のもとで生まれる芸術の紡がれる美しさを映像化しようとしたアラン・コルノー…
>>続きを読む音楽の消費の度合いを増す現代こそ観るべき作品よね。『楽器は弾けるが音楽家ではない』から始まるサント・コロームとマラン・マレ師弟の芸術問答な具合で、レベルは違えど昨今の世界にも結構当てはまる所も多い。…
>>続きを読む美しい。峻厳。美術も音楽も本物。
バロック音楽好きなので、ジョルディサバールのヴィオールが聞けるのも嬉しい。
ジャンピエールマリエル素晴らしい。
夭逝したギヨームのこと、いつも考えてしまう。余りに悲…