蝶の夢の作品情報・感想・評価

『蝶の夢』に投稿された感想・評価

[会話を止めた舞台俳優とその家族たち] 80点

傑作。マルコ・ベロッキオ長編13作目。若き舞台俳優マッシモは14歳の頃から日常会話を拒否し、舞台上でのみ台詞を話す生活を続けていた。ある日、彼の舞台…

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唐突な地震からの夜→カオスシチリア物語を想起させる白昼の浜辺出現でヨルゴス・アルヴァニティスの撮影センス爆発

殆ど会話が分からなかった
でも常にベロッキオ
権威的な父、母的なものを保持したままの母、捻くれた長男、先に情動発露するのはいつも女、理由なんかなく磁石のように惹きつけ合う男女
水、火、マッシモファッ…

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実話に基づく。
売れなかった詩人の末路。
眠くなりがち。
何度も巻き戻して観た💦

再見したけどべらぼうに良かった。てか傑作。
喋るのをやめた主人公(個人的には無垢ぶっていて腹が立つし世間から逃げてるだけじゃんって思う)と、その彼女がバイク2ケツで方々を巡るシークエンスには古典的メ…

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“今 初めて言う。君と暮らすために母を殺した”
“今 初めて言う。君と暮らすために父を棄てた”
“君と暮らすために兄から離れた “
“独りになって初めて君を愛せた”
“家族の愛を棄てて初めて君を…

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tk33220

tk33220の感想・評価

4.2
ベロッキオの光に対する意識の高さ。窓、トンネル、洞窟へと射し込む光や暖炉の炎。ラストの地震は唐突だし妙にスリリング。

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