町医者に新派の柳永二郎、18年前開業第一号患者に新劇の田村秋子、気の狂った復員兵中尉に松竹の三國蓮太郎の3人が中心となって各界の芸達者が、操車場周辺を取り巻く街の騒動に関わり右往左往の大奮闘を描く渋…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
エンディングだけで良いと思うことは少ないけど、これはいいエンディング
勇作の役は現代では絶対アウトだろうが、勇作なしにはこの作品の素晴らしさは存在し得ない。今じゃ一登場人物として扱うにはセンシティ…
終戦直後の東京を舞台に、休診日にもかかわらずひっきりなしに診療の依頼が入る(今では医者の過重労働と言われてしまうような状態の)三雲医院の大先生の奮闘と、そこに暮らす人たちのふれあいを喜劇風に描いた、…
>>続きを読むタイトルに反して休む暇もない多忙な先生。
往診も出産も何でもやるのね。
ユーモアを交えながら、次々と人が現れるので割とドタバタ騒々しい感じ。気の触れた帰還兵(三國連太郎)の存在が絶妙。
気負うこ…
淡島千景がフラフラしながら敬礼する姿がチャーミングで可愛い。
八春先生の明るい人柄と言葉はこれから急速に近代化していく日本の未来を表しているよう。八春先生と戦争犠牲者で発作を起こす勇作がただただ対…
開院から丸1年を記念して「本日休診」の札を入口に立て掛け、昼寝でもむさぼろうとしていると持ち込まれる様々な患者や問題。しかもそれらはもはや医者の領分ではない問題ばかり。解決に向かい一息つけるかと思う…
>>続きを読む好きだなぁ。めっけもんでした。
喜劇の装いはしているものの初っ端から出てくるのは戦争で心をやられた元軍人。
ほかにも色んな人が出てきて、交差して最後は少し希望が見える。こういう型の作品がとにかく個人…
井伏鱒二の原作を渋谷実監督が映画化。
柳永二郎演じる町医者とそこを訪れる人々の交流が描かれる。
本日休診を謳っても容赦なく様々な病気を抱えた人がやって来る。喜劇らしく戦後の混乱をそこまで感じさせずほ…
松竹株式会社