じゃまるさんの映画レビュー・感想・評価

じゃまる

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スチャラカ社員(1966年製作の映画)

2.5

関西の笑いのノリについていけなかった。まだあどけなさの残る藤岡弘を見られたのは良かったけど。

万年太郎と姐御社員(1961年製作の映画)

3.4

火山で始まるニュー東映。太郎シリーズ4作目にして最終作。

北海道に転勤してきてもモテモテの健さんだが、ヒロインは姐御タイプではないし、山東昭子は謎のアイヌ娘で前作以上に影が薄い。楠トシエがいないのも
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天下の快男児 旋風太郎(1961年製作の映画)

3.5

太郎シリーズ3作目。今回は海運会社を乗っ取りから守る役回りで、相変わらず女性にモテモテ。船上でギターを弾きながら歌も披露し、不器用なイメージとかけ離れているのが楽しい。

前作まで本命彼女だった山東昭
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天下の快男児 突進太郎(1960年製作の映画)

3.6

高橋とよの下着姿や、岡田眞澄のマヌケな悪役、布が縮む薬で水着ショーが大混乱など、ほとんど漫画。
割り切って観れば面白いかも。

漂流死体(1959年製作の映画)

3.0

三國連太郎、高倉健、警視庁物語のメンバーが出演しているので期待したが、イマイチ盛り上がりに欠ける。
音楽だけは良かったけど。

サラリーマン目白三平 亭主のためいきの巻(1960年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

職場の飲み会で酔っ払ってソーラン節を歌う同僚を見て、「みんなはこれで楽しいのか、俺にはどうにも分からない」と呟く目白三平に激しく同意。

前半は妻がガミガミ怒って怖かったが、次男と養老院のお婆さんのエ
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天下の快男児 万年太郎(1960年製作の映画)

3.5

参事室の窓際トリオ(伊藤雄之助、加藤嘉、花澤徳衛)が素晴らしい。

健さんも任侠や不器用なキャラより好感が持てる。TVドラマでは凄みのある悪役だった今井健二が気弱な後輩を演じているのも面白い。

暁の追跡(1950年製作の映画)

3.2

終戦間もない頃の新橋駅前、月島、鎌倉での海水浴など、当時の街の様子や風俗を窺い知ることができたのは面白かったが、音声が聞き取れず話が理解できない部分もあったのは残念。

伊藤雄之助が拳銃を暴発させたと
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野良犬(1949年製作の映画)

3.5

志村喬はベテラン刑事でいい味を出していたが、三船敏郎はバスで拳銃をスられるという設定がマヌケだし、力が入り過ぎているように見える。

淡路恵子と千秋実が若すぎて、しばらく気が付かなかった。

川上哲治
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續姿三四郎(1945年製作の映画)

2.6

柔道家なのに対戦相手がボクシングや空手だったり、敵役の兄弟の弟の風貌が座敷わらしみたいでほとんど漫画のような話。

森雅之目当てで観てみたけど、髭面でよく分からなかった。

姿三四郎(1943年製作の映画)

3.2

姿三四郎より、柔道家なのに悪魔くんのメフィストみたいな出立ちで登場する月形龍之介が印象深い。

無法松の一生(1958年製作の映画)

4.5

「吉岡さん、と呼んでください」って、デコちゃんのセリフは衝撃的。

豪放磊落な無法松のキャラは阪妻にぴったりだったが、三船敏郎も負けず劣らず似合っていた。デコちゃんはじめ、芥川比呂志、田中春男、笠智衆
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警視庁物語 遺留品なし(1959年製作の映画)

3.4

30才でオールドミスと言われる時代の結婚詐欺の話で、杉山とく子も被害者。   

女性のタクシードライバーが都内に3人いたらしい。

木村功と星美智子は事件に関わっているのかと思ったのだけど…

警視庁物語 十二人の刑事(1961年製作の映画)

3.5

オープニングは火山のニュー東映。

宮城県松島、千葉県白浜、名古屋、新橋駅前とロケが盛り沢山で嬉しい。

エアコンの無い時代、警視庁で勤務する神田隆は下着姿でいかにも暑そう。

雲の上団五郎一座(1962年製作の映画)

3.5

当時の喜劇役者が勢揃いして其々の芸を披露する作品で、唐突に終わる感じだがストーリーは気にしない方がいい。

個人的には森川信の女形、アチャコと清川虹子夫婦のシーンが好みだった。

警視庁物語 一〇八号車(1959年製作の映画)

3.5

書類を地道に調べる捜査がメインなので、このシリーズで楽しみにしていたロケが少ないのは残念。

殉職警察官を祀る『弥生廟』と前歯のない浜田寅彦は初めて見た。

「粘土のお面」より かあちゃん(1961年製作の映画)

3.6

終戦間もない頃とはいえ、あまりにも貧しくて驚愕した。とはいえ悲惨な話ではないので救われる。

学校の校舎の佇まいが素晴らしいし、子役の二木てるみと学校の先生のエピソードがとても良い。

弟のちびっ子は
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静かなる決闘(1949年製作の映画)

3.9

インテリの三船もカッコいいが、千石規子の存在感が抜群。ファンになってしまった。

喜劇 初詣列車(1968年製作の映画)

3.2

列車シリーズ3作目にして最終作。

渥美清がフーテンになった小松政夫に説教して更生させる件は面白いが、前衛芸術やヒッピーのドタバタが強烈で列車シリーズだという事を忘れる。

最後に取って付けたように新
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喜劇 団体列車(1967年製作の映画)

3.6

列車シリーズ2作目。

ミヤコ蝶々が母親で笠智衆も出演しているので『男はつらいよ』を彷彿とさせるが、こちらの方が先。

渥美清は国鉄職員として真面目に働いているし、笠智衆をバカにした同僚を叱りつけて改
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喜劇 急行列車(1967年製作の映画)

3.5

列車シリーズ1作目。

渥美清はブルートレインの専務車掌。前半は長崎行き寝台特急『さくら』の車内で繰り広げられるドタバタ劇だが、後半の鹿児島行き『富士』ではしんみりした人情劇。

鈴木ヤスシに大原麗子
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今日もまたかくてありなん(1959年製作の映画)

3.5

主演は久我美子だが話の中心人物は17代目中村勘三郎。
戦争で心に傷を負って働けず子守をしている元軍人が、更なる不幸に見舞われる悲惨な話だが、小坂一也の甲高い歌声で重苦しさを和らげている。

18代目中
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祇園囃子(1953年製作の映画)

4.0

祇園の街並みや芸妓の立ち居振る舞いなどが極めて美しく描かれているが、彼女らに群がる男たちが酷すぎるという現実も。

木暮実千代が今まで観た作品の中で最も魅力的。

山河あり(1962年製作の映画)

4.0

大正時代に移民団としてハワイに渡った2組の夫婦と現地で生まれた子ども達の苦難の物語。
新天地での農地開拓の苦労よりも、真珠湾攻撃後に敵国民として受ける差別の方がより悲惨に描かれていて、企画の木下惠介氏
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永遠の人(1961年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

木下惠介監督にしては珍しくユーモアも無く善良な人も登場せず、終始憎悪が渦巻いている。阿蘇山麓の雄大なロケーションは素晴らしいし、デコちゃんの演技も見事だったが、話が重苦しくて観ていて辛い。

映画デビ
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花咲く港(1943年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

根っからの悪人ではないペテン師が、島の人々に慕われていた造船業の男の遺児になりすまし、造船の出資金を騙し取ろうとやって来たが、島の人達の人の良さに後めたさを感じて改心し、船の完成後に自首するという、な>>続きを読む

この広い空のどこかに(1954年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のシーンを見て、嫁の久我美子を姑(浦部粂子)と小姑(デコちゃん)が虐める橋田壽賀子ドラマの様な話かと思いきや、夫の佐田啓二がとても良くできた人で、心温まるホームドラマだった。

物干し台に上がって
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愛の世界 山猫とみの話(1943年製作の映画)

3.6

凶暴とか目つきが鋭いとか言われている不良少女のデコちゃんだったが、ワルには見えず普通に可愛かった。

脚本の黒川慎は黒澤明。

清作の妻(1965年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

若尾文子の演技は見事だったが、話が重過ぎて気が滅入る。陰湿なムラ社会の異常性や、目潰ししてまで夫を出征させまいとする妻の切羽詰まった心情がひしひしと伝わってきて観ていて辛い。

大学の山賊たち(1960年製作の映画)

3.6

上原謙の社長と幽霊の2役や二転三転するギャングとの攻防は面白かったが、越路吹雪の歌が聴けなかったのが残念。

怪談累が渕(かさねがふち)(1960年製作の映画)

2.5

見どころは鴈治郎が化けて出てくるシーンだけ。娘を呪う理由がよく分からなかった。

戦国野郎(1963年製作の映画)

3.8

木下藤吉郎の佐藤允をはじめ、キャスティングが絶妙。加山雄三は若大将シリーズよりカッコ良く撮れているし、敵役の中丸忠雄の絵に描いたような悪役ぶりが面白い。

女の園(1954年製作の映画)

3.8

高峰三枝子と久我美子の対決は緊張感があって見入ったが、デコちゃんと田村高廣の恋愛話は結果が予想できたので冗長だと感じた。

昭和29年頃の立教大学を見られて嬉しい。杉山とく子の女子大生姿も貴重だ。

サラリーマン一心太助(1962年製作の映画)

3.0

時代劇の一心太助シリーズはどの作品も面白いのに、こちらはイマイチだった。
コンピュータではなく電子計算機と言うところに時代を感じる。

福の神 サザエさん一家(1961年製作の映画)

3.0

江利チエミの実写版『サザエさん』の10作目にして最終作。

ギャグがマンネリでこれで最後かと思うと残念。『テネシーワルツ』が聴けたのは良かったけど。

サザエさんとエプロンおばさん(1960年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

江利チエミの実写版『サザエさん』の9作目。

エプロンおばさんのキャラが薄くて、立ち退きを迫られている可哀想なおばさんにしか見えない。サザエが女中として潜入して結果的に立ち退きが決まり、ハッピーエンド
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