森直人さんが「『牯嶺街少年殺人事件』は日本で当時ヒットしなかった。同年に『美しき諍い女』はヒットしていた』という話をしていたがこんな映画(内容もさることながらランタイム237分!)がヒットしてたのど…
>>続きを読む4時間のリヴェットということで若干不安だったが、完全に杞憂だった。
特に序盤の描画シーンは息を呑んだ。なんでもない線に命が吹き込まれていく過程はとても美しく、見事。
これでリヴェットは文句無しで…
『燃ゆる女の肖像』のときにこの映画の話がされていたのか分からないが、モデルの眼差す老画家の姿、苦しいポーズをさせられるモデル、クロッキーとノートや絵筆とカンバスが擦れ合う現場が等しく映されていた。出…
>>続きを読む【第44回カンヌ映画祭 審査員グランプリ】
『修道女』などの巨匠ジャック・リヴェット監督の代表作。バルザックの『知られざる傑作』を翻案した本作はカンヌ映画祭審査員グランプリを受賞、日本でもキネマ旬報…
2年ぶりの再見。
全てのカメラの動きは人の歩みと視線及びこれらの慣性に基づいて、何時間見ても疲れられない。最も精微な細部はある白紙にハイディングのストーリーも飽きられない、奥ゆかしくて映画の運動量を…
映画を見始めた10年ぐらい前に一度観て、当時これが画家か芸術家かと印象に残ってました。
今もう一度観てみると、当時程の衝撃は無かったものの、絵を描く過程が素晴らしいと思います。モデルの内面もすべてて…
最高。もっと早くに見ておくんだった。
赤い服から青い服へ。絵も赤から青へ。そういうことかー。
ベアールが全裸で脱臼寸前の無理なポーズ取らされながら画家に嫌なこと言われまくるのがたまらなくいい。こうし…
老画家(ミシェル・ピコリ)とモデル(エマニュエル・べアール)のエゴと野心のぶつかり合いが延々4時間以上続く。画面から発散される気迫で1秒たりとも飽きない。
これらの永続する時間・運動・イメージなど…
“諍い女”との闘いで、老画家は蘇った……のか…
それにしても、気難しい画家と対峙するモデルさんは、
些かの忍耐力…ですね
甚だ(良い意味で)永永しく、この“美しき諍い女”の制作シーンを観せる…