原作であるゴーリキーの戯曲と比較すると、映画版『どん底』はカラッとしていて、爽やかさが残るラストといいかなり異なる印象を受けた。
ジャン・ギャビンとルイ・ジューヴェの演技に魅了されてしまった。
古…
ゴーリキーの原作に拘らなければ秀作かと思う。
メイン舞台の木賃宿はそれほどのどん底な感じはしないが、悲惨な状況下でも登場人物たちが前向きなのが良い。
ジャン・ギャバンのペペルは彼の最上の演技のひと…
[家財を差し押さえられた男爵の住まいに泥棒を稼業にする男が侵入。男爵は自殺するつもりだったが、泥棒が結果として止めることとなり、二人で一夜を飲み明かし、泥棒の常駐している安宿に迎え入れた…]
ゴー…
ゴロワーズかどうかはわからないがジャン・ギャバンは本当にシネマの中で吸うんだなと思って。紙タバコちぎって2人で半分ずつ吸うとか、短くなってもくわえたまま話しまくるとか、もはやタバコが小道具ではなく衣…
>>続きを読む以前DVDで。ジャンルノワール作品。ジャンギャバン主演。ゴーリキー原作小説の脚色映画化。当時のフランスに舞台を変えたもの。ルイジューヴェ演じる男爵と出会うあたりがすき。途中横移動の長回しも印象的。黒…
>>続きを読むゴーリキーによる戯曲を原作に、ジャン・ルノワールが舞台を帝政ロシアからフランスに変更して映画化。
貧民窟に集った多彩な背景を持つ人物それぞれの、貧しいけれども人生に恋に自由を謳歌する生き方を描く。
…
ニュー・シネマ・パラダイスで最初に出てくる映画です。
どんだけどん底やねん? と思って観ました。
激しくボロい集合賃貸住宅(と言うか、単なる寝台の寄せ集め。別名どん底?)が舞台です。
以下、主要な…
いいものを観た。厭世的な世界に希望を残すのがジャン・ルノワール。モノクロ映画における晴天風景の美しさに感嘆する。また、オープンセットを駆使し、屋内の窓際の会話の背景で屋外の人々を動かすショットのなん…
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