裁判での証言(回想)から、恨みあったじゃん殺意を持って切ってるじゃんと感じる通りの帰着でサスペンスとしての驚きは弱いんだけど、なんか面白くて観入った。その動機が語られるのに判決では無罪を勝ち取るとこ…
>>続きを読むサスペンスとしては勿論のこと、ラヴストーリーとしても秀逸。また、彩子が幸田の勤め先を訪れるシーンで彼女が覗かせる情念には怪談めいた恐ろしさなども感じさせ、そうした様々な要素を併せ持つ部分に大きな魅力…
>>続きを読むとうとう増村保造に手を出してしまいました。
まずポスターのビジュアルが秀逸なんです。
全く古びてない。
なるほど本作、弁護士円山雅也さんの著書から、脚本家井手雅人さん脚色経由の法廷劇ですか。
…
このレビューはネタバレを含みます
視線の映画。裁判所にある斜面の写真が良い。マジでひどい男。俺でもそうする。そして無罪と保険金勝ち取る。裁判は不毛なので。そこに愛が乗っかっちゃってこんなことに。激重でメンヘラだからそりゃこうなる。で…
>>続きを読む記録用
夫婦と青年の3人が山登りの最中事故に遭い緊急避難として夫の命綱を切断し助かった妻が本当に緊急避難であったか?という焦点で進む法廷ミステリー。
観客側には真実が少しずつ明かされていくが終盤ま…
1961年 ”妻は告白する” 監督増村保造 脚色井手雅人
原作 円山雅也
この作品は若尾文子の代表する作品と言う触れ込みなので期待して鑑賞致しました、強烈な余韻が残される傑作です
法廷シーンから…
すれ違い続ける、互いを理解し合えない映画。せっかくのシネスコでも誰かと誰かが横並びに顔を見合わせて話す瞬間が一切なく、人物が常に奥行きのズレた位置にいる。人が同一線上に並ぶのは宙吊りにされたロープの…
>>続きを読むすごく好きなテーマの作品。
法廷における真実と、実際の人の心の折り合いをどうつけていくのか…観客に問う作品好きです。
本作では刑法37条1項における「緊急避難」がテーマになってて非常に面白い。
…