【1979年キネマ旬報日本映画ベストテン 第7位】
『さらば愛しき大地』柳町光男監督が中上健次の同名小説を映画化した作品。元暴走族という異色の経歴を持つ本間優二が主演を務め、ヨコハマ映画祭新人賞を受…
鬱屈した大学生がバイトの新聞配達しながらその家庭の事情や正確などを手作り地図に書き込んでいく。次第にその地図をもとにイタズラ電話をかけてはじめる。
このプロット自体は好き。ただ結構終盤まで展開してい…
大学進学をそれとなく目指して、新聞配達をしながら鬱屈とした日々を過ごしている19歳の主人公。そんな彼の唯一の楽しみは、新聞を配達をした家の住人をランク分けし、後でイタズラ電話をかける事。果たしてそ…
>>続きを読む19歳。予備校に通いながら新聞配達で住み込み。と聞くと青春っすねぇとなりそうなもんだがそうはならない。
タイトルの『十九歳の地図』って比喩かと思ってたら本当に地図を作成し出したから笑っちゃったけど…
キッチい映画だろうなと思って気力のある時に見ようと先延ばしにしてたけどやっぱキチい
あるんだよなぁ絶対不快になるに決まってんのに惹かれてしまう負の引力のある映画
ちゃらんぽらんだけど悪じゃない先輩…
"お前たちな…。負けるってことがどういうことか分かってるのか?分かってねぇんだろう。所詮、人生なんてのは負け続けなんだよぉ。"
by 紺野さん
心がズゥンドォ〜ンと嫌な気持ちになる作品。"汚さ"…
主人公の青年の鬱屈っぷりエスカレートする地図作りや脅迫電話の危うさにハラハラする。
社会の現実や大人たちの哀しみに触れて地図はどんどん詳細になっていくけど、だからといって進む道がはっきりわかってくる…
放たれた野球ボールが弧を描いて落ちていってそのまま公衆電話に繋がる。集金に上がった家でコーヒーとカステラをもらって母とその娘2人にくすくす笑われながら黙々と口にするところで笑った。床から釘が出てるの…
>>続きを読む40年ほど前、中学生だか高校生のとき、昼下がりの地上波テレビで観た映画があって、タイトルも覚えていないが、強烈な印象で、今の今までその映画をもう一度観たくて探していた。
その映画は、鬱屈した苦学生、…
中上健次の初期作の映画。やり場の無い怒り。それを果てしなく暗い方向に燃焼させていく青年は大好物ですが、そこに注目するとどうしても体液の匂いが漂うような原作の描写と比較してしまって、どうにも、主人公は…
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