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はなればなれにのeのレビュー・感想・評価

はなればなれに(1964年製作の映画)
3.9
デタラメで乱暴な犯罪映画。
チンピラたちは令嬢を巻き込み強盗を企てています。
主人公たちは刹那的です。モノクロのパリの街で手を叩き、踊り、走り、愛を語りました。

観客をもてあそぶように割り込むナレーションや、突然の場面転換は興奮を作り出し、また壊し、詩や音楽を添えて生き生きとした瞬間を切り取ろうとしているようです。

ラストシーンまでたっぷりと監督の価値観の破壊活動が刻み込まれていました。
その刺激的な自由は抑圧された魂がある限り輝きは増していくのだと予告されるようでした。
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