黒澤明初期の病いゆえ身を引く男とすがる女の古典的ドラマ。この頃の三船敏郎は大根だけど声と顔面がカッコ良すぎて葉巻吹かして不敵な笑みを浮かべてほしい。七人の侍、羅生門にハマらなかった当時の自分はこの映…
>>続きを読む黒澤明監督がまた寄り道をしてしまった通算8作目です。テーマは「理性的に善く生きる」です。前作に引き続き、医者が理性の象徴となっています。
前作『酔いどれ天使』(1948年)でテーマやストーリー、演…
三船敏郎の好演は光るが、黒澤モノとしては少し脚本の練が弱い感じ。
主人公がすべてを抱え込んでしまうのは少しナルシスティックな感じも受けるが、そう設定することで悲哀を深める狙いか?
この時代の梅毒の…
ペニシリンの投与により一発で治るはずだが、当時はまだ市井にまで普及していなかったんだろう。サルバルサンが効かないということは頭までいっている?
ツッコミどころはいろいろあるけれども、ストーリーとして…
1980年4月18日、高田馬場ACTミニシアターで鑑賞。
戦時中の南の島で、ある軍医が手術中にメスで自分の指を切ってしまったら、その手術していた患者が性病だったため、性病に感染し……という話。
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『酔いどれ天使』では対立する医者とヤクザの患者役だったが、こちらは志村と三船とも仲の良い親子の医者役。
戦地での手術中に梅毒ウィルスに感染した元軍医の苦悩を描いた作品。実は裏の主役は元祖脱力系女優の…