ニーチェの馬のネタバレレビュー・内容・結末

『ニーチェの馬』に投稿されたネタバレ・内容・結末

 音楽が毎回良過ぎて勝手にトランス状態に陥っている(またそれにロングカットが拍車を掛けるんよ)。やってることはずっと変わんないんだけど、「サタンタンゴ」のあの少女が大人になって出てたり、ラストの暗闇…

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片腕は不自由で義眼を嵌めた父親と彼を甲斐甲斐しく世話をする娘、そして物食べぬ一頭の馬車馬の暮らし。日々繰り返す着替えと水汲みと馬の世話と食事とをジャンヌ・ディエルマンのように追いかける。馬は走らず、…

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笑うこともなく
美味しいものを食べることもなく
この生活って幸せなのかなって思ったけど

娯楽が溢れていたって
幸せな人は少ない

生きるってこういう事なのかもしれないな

(5/9追記 一晩寝て起きたら印象に残ってる画が結構あって、長回しがめちゃくちゃ効いてる気がしてきた 一周回って良い映画だったとすら思えてきた なんだこれ?)

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わ…

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パーリンカ貰いにきた男が滔々と話し始めたところで、あれ、となったあと、娘文字読めるんかい、となって、家という条件からのみ立ち上げた実験だと気づく。

カフカの城とかゴドー待ちながらとか、そこでで出て…

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時代性を超越する無力感、、、何も起きないのに目を離せなかった、、、
ニヒリズムが世界の根幹ならば、それに人間はどう抗えば良いのか? それは食えないであろう生のジャガイモを食おうとした意志そのものだろう。たったそれだけの行為に崇高さすら感じさせた、とてつもない作品。
2012年鑑賞。
ループを繰り返しながら、ちょっとずつ状況が悪くなりそのうち絶望的になっていくあたりがリアリティあって怖い。ジャガイモ食べたくなった。
セリフはほぼ存在しない。
神々しく重厚なサウンドが、ひたすら薄く鳴り続ける。そして荒れ狂う風の音。
どうやら限界が近づきつつあることを暗示し、最後は暗黙の中、闇に包み込まれて行く。

繰り返される同一の風の音と劇伴。
静かで残酷。
単調な日々のように見えるが、戻らざるを得ない場所と枯渇する水、不動の馬、生きていく中での葛藤を見せつけられる。映画は終わったが、見終わった今も静寂が呑…

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