ニーチェの馬の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ニーチェの馬』に投稿された感想・評価

yomogi318

yomogi318の感想・評価

1.0
馬虐待シーンで断念、残念。この監督は動物虐待せな映画撮られへんのかな。

激しく吹き荒れる風の中、主人公の一人である父が乗る馬車を、
老いた巨体で必死に引く馬の荘厳なモノクロ映像で始まるオープニング。
これがこの映画のクライマックスかもしれない。
荒々しくも神々しいこの馬…

>>続きを読む
8Niagara8

8Niagara8の感想・評価

4.2

極限なまでに厭世的。
我々の生きる社会、俗世からはかけ離れた二人の日々は我々が文明を通じて失ったものを感じさせる。
しかし、極限状態にあって、生き延びることは簡単なはずもない。
とはいえ、異なる性質…

>>続きを読む
Pinch

Pinchの感想・評価

5.0

これは一つの寓話だ。外的な状況は関係がない。力を持たない大多数の人間は、この親子のように、極限状態の中をかろうじて生き延びる。飲んだくれの知恵者が知的な愚痴の講釈を垂れようと、浮かれた放蕩者集団が生…

>>続きを読む
とうじ

とうじの感想・評価

5.0

希望は、時代精神に左右されることが多いのだが、絶望は常に形を変えずいつの時代でも永久にあり続けるのだという感覚が、本作をアナクロニックなものにしている。
シェストレム監督の「風」(1928)とかなり…

>>続きを読む
海月

海月の感想・評価

4.3
人間について
上手く言えないけどものすごい力をもった何かを覗いてしまった、そんな感覚
破壊

破壊の感想・評価

4.6


ピザ食ってコーラ飲んでアイス食べながら観たことが間違いだった。全部吐きそう。グロい映像だったからとかじゃなくて、感情の問題で。
生活ってなんなんだろうなぁ、、自分たちが恵まれている環境なのは間違い…

>>続きを読む
犬

犬の感想・評価

-

タルベーラの平常運転だからこそ特筆すべき点もなく、良くも悪くもこれがタルベーラって感じだから『サタンタンゴ』『ヴェルクマイスターハーモニー』『倫敦から来た男』を鑑賞していれば需要と供給が成り立つ長回…

>>続きを読む

19世紀末のハンガリーの寒村、一軒の農家があり、住んでいるのは片腕が不自由な初老の男とその娘、そして馬が一頭。
朝起きてから夜寝るまでを丁寧に描くので見ているほうは眠くなる。
2時間過ぎた頃に井戸が…

>>続きを読む

虚実の反転。スクリーンがなければ観客はなく、主題がなければ背景はない。
演出と自己言及の騙し絵といえるバルジョル、ユスターシュの『豚』をさらに洗練した作品だと思う。
湯気のにおい立ちそうな洗いたての…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事