人殺しという社会の倫理に反した行為がまかり通る戦争で人間の罪を裁く裁判をおこなう不条理。しかもその罪は家族が恋しくなったための単なる脱走罪なのに、建前論にこだわる上層部はちゃんと調べもせず主人公を重…
>>続きを読む第一次大戦の最中、砲弾の飛び交う戦地にて問われる逃亡兵の罪。審判を下す者も、検察人も弁護人も全て同じ隊に属す上官たちによって行われる裁判は茶番劇に他ならず、その判決理由に至るまでのあらゆる不条理さこ…
>>続きを読む面白い
脱走兵を軍法会議にかける様を、ドブネズミを捕え裁判にかける戦場の兵士たちと交互に見せていく反戦映画
ダーク・ボガードが珍しく劇中唯一の良心で、体制が抱える矛盾と杜撰さを雄弁に暴くも、士気を上…
「生きてるのか?」「すみません」見ちゃいけないような黒く蠢くなにかが映ってた気がする。現実からも戦場からも切り離された雨と泥濘の空間で行われる裁判っぽいだけの死の手続き。ここに正義とか倫理はないし、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
キューブリックの『突撃』やルメットの『丘』に似てる。というかルメットの映画にしか見えないくらい。ロージーの映画こんな感じだったっけ。エグい脚本。本筋から逸れるのに、兵卒たちの無軌道さや露悪にキツくな…
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